小説おとなりの晴明さんの「冷抹茶」
なかまちろくえさんの小説はいくつかシリーズで読んでいます。
相互にキャラクターがつながっていて、とても楽しいです。
その一つに、滋賀から京都に引っ越ししてきたらお隣さんが安倍晴明だった、というお話があります。
高校生の主人公ももかが、冥府の官吏の仕事の長期休暇中の安倍晴明と出会い、大学入学までに様々な経験をして、成長していくお話です。
京都に詳しくないももかが晴明さんとあちこち出歩くので、京都の観光の参考にもなります。
あるとき、屋外で和風アフタヌーンティーをすることとなり、別の小説のヒロインである時子がもおかに冷抹茶を用意します。
具体的な作り方は描かれていませんが、「だまがあったら御勘弁」と言って水筒を振り、氷の音がカラカラ鳴るという描写から、結構ざっくり作っているのではないかと思います。
そこで、なんとなくこんな感じかな?と作ってみました、冷抹茶!
水筒にティースプーン2杯の抹茶を入れ、少量のお湯を注いで、水筒を左右にぶんぶん振ります。
そこに水と氷を適当いに入れて蓋を閉め、今度は上下にシャカシャカ振ります
これだけでだまも気にならない冷たい抹茶ができました。
百均の抹茶パウダーで、ものすごくお手軽です。
お作法を無視すればこんなに簡単に抹茶が飲めるんだと、感動しました。
なかまちさんの別のシリーズでは、もっと丁寧な冷や抹茶の入れ方も、ざっくりした作り方も登場するので、とても楽しいです。
和風のあれこれをもっと楽しく取り入れられそうなヒントをたくさんいただきました。
まだまだ残暑が厳しいので、余分な熱をとってくれる抹茶はおすすめです。
麦茶がきれてしまったときなど、ぜひどうぞ。