ポンピヨ

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マガジン

  • 視覚障害者の徒然

    視覚障害者の日々をつらつらと書きます

  • おいしい食べ物が出てくる本

    私が読んだ小説などからおいしい食べ物が出てくる本を紹介しています。 レシピ集ではなく、おしょうせつが中心です。

  • 「喫茶・サロン ぽんぴよ」開業の夢と目標

    いつか安馬氏、鍼灸師になって、フェイシャルマッサージ、喫茶を組み合わせた居場所のない人たちも安らげる居場所を作りたいと考えています。ここではその目標達成のために現在行なっていること、自分の考えなどをまとめていきます。

最近の記事

耳元の大渋滞

視覚障害者の多くは紫外線やまぶしさ提言のため、遮光眼鏡、いわゆるサングラスをかけています。 屋内でも常時かけている方もいますが、最近の私は、屋外でかけるようにしています。 パソコン用のもありますが、今回の話題は屋外用メガネになります。 かけないと、なんとなく徐々に車酔いのように気持ち悪くなってきたりします。 この屋外用遮光眼鏡は、顔にフィットするようにな形をしていて、横にもレンズが入っています。 つるの部分もがっしりしていて、数糎の幅があります。 ここに、数年前から新型

    • キンドルで音声図書代わりをする先にあるもの

      キンドルアプリをeyephoneに入れ、ボイスオーバー状態で電子書籍を読み上げてもらって聞くというのは、視覚障害者だけでなく、眼精疲労に苦しむ現代人や、読書をすると目がしょぼしょぼしてつらい大人にも使われているようです。 本を開いて、指2本上から下にスワイプするだけで読み上げが始まるので、とても簡単です。 私も、視覚障害者用の仮想図書館であるサピエ図書館にないもので、音声読み上げ対応しているものはキンドルで購入して、読み上げて聞きます。 今は一ヶ月の無料体験中に読めるだけ読

      • 小説おとなりの晴明さんの「冷抹茶」

        なかまちろくえさんの小説はいくつかシリーズで読んでいます。 相互にキャラクターがつながっていて、とても楽しいです。 その一つに、滋賀から京都に引っ越ししてきたらお隣さんが安倍晴明だった、というお話があります。 高校生の主人公ももかが、冥府の官吏の仕事の長期休暇中の安倍晴明と出会い、大学入学までに様々な経験をして、成長していくお話です。 京都に詳しくないももかが晴明さんとあちこち出歩くので、京都の観光の参考にもなります。 あるとき、屋外で和風アフタヌーンティーをすることとな

        • 見えない、けど買う

          先日、100円ショップに行ってきました。 ウェットティッシュを買いたくて、友人に探してもらっていました。 すると友人が、「わあ!」というので何かと聞いてみると、ポテトチップスうす塩味のデザインが描かれたポケットティッシュが売っているのを見つけたのでした。 よく見渡すと、ポテトチップスのり塩味、リラックマなどなど、色々と楽しいデザインのポケットティッシュが販売されているとのことでした。 私は迷わずポテトチップスのり塩味ポケットティッシュと、リラックマポケットティッシュを買いま

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        • 視覚障害者の徒然
          76本
        • おいしい食べ物が出てくる本
          68本
        • 「喫茶・サロン ぽんぴよ」開業の夢と目標
          11本

        記事

          グループホーム体験

          一週間ほど、アパート型のグループホームに体験入所しました。 一人暮らしを計画しているものの、なかなか親に言いづらく困っていたところ、たまたま一室空いているということで、勢いそのままに体験を申し込んだのでした。 短期間なら自分も親も色々と準備する期間ができるだろうと見込んで。 書類作成、お部屋の下見、滞在中の移動のサポートななど、グループホームの方々との調整では大変お手数おかけしました。 掃除道具を買ったり、荷造りをしたり、緊張しながらもあっという間の準備期間でした。 朝と

          グループホーム体験

          。小説「ハリネズミと謎解きたがりなパン屋さん なるほどフォカッチャ」の豆腐どんぶり

          電車で不可思議な行動が気になった女の子に恋をした主人公。 謎解きが好きな彼女の気を引くために2人で色々ななぞを解いて行きます。 その主人公は大学で「めし食いたい組合」、通常「めぐみ」の仲間と毎日食べているのが豆腐どんぶりです。 めぐみの中に、米問屋の御曹司と、豆腐屋の息子がいるために生まれたメニューです。 作り方は実にシンプル。 ほどほどの温度のごはんに冷えた豆腐をのせ、めんつゆをかけるだけです。 シンプルなので、お米、豆腐、めんつゆの味が大切です。 ちょっといい豆腐があ

          。小説「ハリネズミと謎解きたがりなパン屋さん なるほどフォカッチャ」の豆腐どんぶり

          茂青葉サーサー

          建物の出口の扉を開けたとき、ざざーーーーっと雨が降っていました。 しかし雨の匂いはありません。 はて?と思って歩き出すと、雨粒に当たりません。 周囲をキョロキョロしてみると、どうやら近くに生えている木野葉っぱが風にざわめいている音のようです。 雨は降っていませんでした。 かぜが結構強かったので、そのとき初めて青葉の茂りを感じました。 見えなくても世界の感じ方はあるなあとしみじみと感じた日でした。 そんなことに気を取られていたら自分の現在地を見失って柵にぶくかり、段差に転びそ

          茂青葉サーサー

          太陽の位置と歩きやすさ

          視力がほとんどなくても、見える範囲で見て判断することがまだ少しあります。 歩いているとき、どこで曲がるか、場所によっては見える分にきで判断します。 何かはっきりした目印があることもあれば、言葉にするのは難しい「なんとなく」という場所もあります。 このなんとなく判断している場所の中には、冬場はつらいことがあります。 太陽の位置が低くて、眩しさが苦手な私は一層よく見えないからです。 季節が進み、夏至が近づくこの頃は、そんなことをうっかり忘れるくらい、歩きやすいです。 こうい

          太陽の位置と歩きやすさ

          漫画「きのう、何食べた?」のにんじんとつなのサラダ

          しろうさんとけんじの同居生活を、食事を中心に描いた漫画が大好きです。 好きな人と一緒に暮らす幸せも、楽しさも、辛さも、苦しさも全部が輝いて見えます。 それは性別という狭い枠組みに囚われなければ万人に共通なのではないかと思います。 そしてこの漫画では、料理番組のように調理工程がわかりやすく描かれます。 しかも簡単! 今回はサラダとはいうものの、立派なおかずになる一品を作りました。短時間で簡単にできました! まず、、にんじんは千切り、玉ねぎは微塵切りにし、ツナ缶の油と一緒にシ

          漫画「きのう、何食べた?」のにんじんとつなのサラダ

          煮出したお茶のおいしさ

          煮出した麦茶はおいしいと、いくつかの本で見かけました。 熱々の麦茶をふーふー冷まして飲むのもおつだという記述も見た記憶があります。 しかし、水出しで放置しておけば飲めるものなので、これまではなかなかその手間をかけられませんでした。 白髪がちょっと気になりはじめ、黒豆茶を購入しました。 すると、袋の説明がきには水出しではなく、煮出すように書いてありました。 それでも面倒くさがりは私は、ポットにパックごと入れてお湯を注いでみたり、大きな容器で水出しを試みたりしました。 それでも

          煮出したお茶のおいしさ

          小説迷子な僕らの度ご飯の「はちみつ厚焼き卵

          この小説はまだ読みかけですが、両親の離婚により別々に暮らしていた父親が亡くなり、主人公は遺品整理のために家を訪れたところ、食堂を営んでいました。 そこで常連さんたちとの出会いを通して父親との思い出がよみがえり、関係を見つめ直し、食堂の再建を誓います。 そのために色々な食べ物を求めて旅行するところまで読みました。 その途中の父親の荷物を片付けていてレシピノートを発見します。 そこで、厚焼き卵は色をきれいに出すため、砂糖ではなくはちみつを使っていたという記述が出てきます。 材料

          小説迷子な僕らの度ご飯の「はちみつ厚焼き卵

          いつもの道でも迷子

          毎週、習い事に通うために通る道があります。 慣れてくると、つい目標をチェックせず、考え事をしながらぼんやり歩いてしまいます。 そしてふと、迷子になります。 何かいつもと違う道を歩いている気がして、曲がった地点まで戻ろうとしましたが、自分がまっすぐ進んでいるのかわからなくなり、立ち往生してしまいました。 そういうときほど通行人はないもので。 しかし現代の知己は素晴らしいのです! スマホでナビアプリを使うことを思い立ちました。 目的地を入力しようとして、はて、習い事の教室は

          いつもの道でも迷子

          ドラマ きのう、何食べた?の「常夜鍋」

          最近読み始めた漫画、「きのう、何食べた?」が実写ドラマになっていることを知りました。 そしてネットで調べてみたら、まさかの現在シーズン2を放映中。 運命を感じながら現在見ています! サピエ図書館の音声サポートがないため、ところどころよくわからないシーンもありますが、概ね問題なく楽しめています。 今週、しろうさんは常夜鍋を作っていました。 買ってみたものの、飲みきれずに持て余しているお酒があったので、これはしめた!と早速作りました。 というのもこの鍋、水と同僚のお酒を汁として

          ドラマ きのう、何食べた?の「常夜鍋」

          思ってたんと違う

          ネットで化粧品を買いました。 今まで実店舗で買っていた商品が販売しなくなったので、代わりに使うものを探し、ネットで試しに買ってみました。 買ったのは、コントロールカラーという肌のくすみとか色合いを調整するもので、日焼け止め効果もあります。 届いてびっくり! マスカラが届きました。 商品選択を間違えたか、誤配送だったのかわかりませんが、返品するか悩んだものの、安い商品だったのでわざわざ返品しても申し訳ないと思い、開けてみました。 容器をひねって引っ張ってみると、中に棒状のもの

          思ってたんと違う

          4年目3回目のスノーボード

          今年も有人に連れられて、4年目、通算3回目のスノーボードをしてきました。 毎度視覚障害のわる私をボードに乗せてくれる有人に感謝です。 今年はいくつか変化がありました。 まず、今まで斜面を滑っていると自分の進行方向について体感と実際でずれがあったのですが、それがなくなりました! 以前はまっすぐ滑っていても、徐々にUターンしているような感覚だったのですが、今回は自分が重力に引っ張られて自分がまっすぐ進んでいる感覚、少し曲がってしまった感覚などが実際と一致しました。 私が見ない感

          4年目3回目のスノーボード

          母親の傘

          白杖を持ち、傘を持つと、両手が塞がります。 これでは誘導してくれる同行者につかまれません。 片方のてで杖と傘を持つというやり方もありますが、私は多くの場合、同行者の傘に入れてもらうようお願いするようにしています。 しかし、母親と歩いていると、私より身長が低いため、頭を曲げ、俯いた状態で歩くことになります。 その度に、私と母親の関係を象徴しているように感じます。 年齢を重ね、もっと1人で自由に生きたいのに、母親の枠からはみ出していて本当は苦しいのに出られない私そのものです。