127. 「あの日」
あなたの痛みを分けて欲しい。
あなたの怒りを分けて欲しい。
私の奥深くまで引っ掻いて
噛みちぎって
吐いて捨てて
脳天まで突くようにshoutしたら
私の胸の中で安心して眠って欲しい。
あの日、ふたりで泣きながら
ベッドで布団に包まって
朝を迎えた日のように。
あの日、深夜に歩いて帰ると言った
私の手を離さずに
部屋へ連れ戻した日のように。
あの日、三日三晩寝ずに電話して
捨てた私を拾ってくれた日のように。
私の胸の中は安全地帯だよ。
暴れてもいいんだよ。
眠ってもいいんだよ。
I love you.