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じぶんnote(心に色が戻ってきた)

最近というか再びアマプラで邦画洋画問わず映画を観ることにハマっている。以前までのわたしだったら集中力が続かず、停止しながら何日もかけて1作品を観ていた。約2時間通して観るなんて到底出来ない状態だったが、今は1日に多い時だと3作品ほど見ることが出来るようになった。
今までは「切ない」「悲しい」「ドキドキ・ハラハラする」といった展開がある映画やドラマは心が動かされるのでその行為自体がとにかく「しんどい」という感想で観ることが出来なかった。だけど今はちゃんとそうした様々な感情が湧いて映画を楽しんで観ることができる。過労で荒んで澱んでいた心に色が戻ってきたのだ。

暗闇に居たあの時は想像も出来なかった。ただ何もせず休むことが本当に将来のためになっているのかと、休まなくてはいけない時に無理やり身体を動かして手術をしたり抗がん剤治療をすることが果たして将来のためになっているのかと思っていた。
社会福祉士の資格を持っているから、もちろんわたしと同じように精神的に辛くなってしまった方々の勉強もしてきたし、仕事で直接お話しをしてきた。支援者の立場だった時は「とにかく今はゆっくり休んでください」とか「まず仕事を始めるには基本的な生活が出来るようになってからにしましょう」などと声をかけてきた。
だけど実際に自分が当事者になってから状況は全く同じではないけれど、あの時に関わった人たちの言動が、気持ちが痛いほどよく分かる。働いていない自分に嫌気が差して、社会の一員でもないことで生きづらくて、とにかく何でもいいから仕事がしたかった。だけど身体は動かない、そんな葛藤の中わたしも生きていた。

2週間ほどしたら、心療内科を受診する予定がある。その時に就労が出来るかどうか確認をしようと思っている。
あの頃は本当に1日中寝ていたのに、今は睡眠以外ほとんどの時間起きている。そして家事もこなして、余暇活動も出来るようになった。また愛犬の散歩をしていて犬友達も出来た。コミュニケーション能力も戻ってきている。
そしてわたしの心は怒りと悲しみと焦りだけだったけど、ゆったり過ごす気持ちと明るい感情が戻ってきた。日本語は実に難しく、暗い明るいだけでは言い表せない感情もある。そういったものも戻ってきた、そして言葉にすることが出来るようになった。

あの時頑張ってくれた自分へ、新しい未来が待ってたよと伝えたい。

おわり。


最後までお読みいただき、ありがとうございます! あなたにとっての”心の住処”となれるよう、穏やかに頑張っていきたいと思っています。良いな〜と思って頂けましたらサポート是非よろしくお願いいたします。素敵な1日を🌿