2024(令和6)年11月14日(木)「秋の連続投稿チャレンジ」最終日投稿。読感。

「秋の連続投稿チャレンジ」最終日ということで「読書の秋」カテゴリから「読書感想文」を選んだ。これで秋に関するお題シリーズにおける有終の美を飾るのだ。
 選択したのは『矢沢永吉激論集 成りあがり How to be BIG』だ。秋っぽい一冊と言っていい(←何処がだろう)。話は極貧だった広島での少年時代に始まり、横浜での音楽家生活そしてキャロルで大当たり、それから解散してソロシンガーE.YAZAWAとなるまでを、矢沢栄吉の一人称で語り尽くしている。幼少期の話は泣けて、デビューするための青年時代の苦闘は熱くなり、キャロルでビッグになった後かつての関係者たちへの罵倒で笑った。名著だと思う。矢沢の生の言葉を生かした聞き書きという著述スタイルは、正解。この手法を選んだ糸井重里のセンスは、矢沢同様に最高。お勧めの一冊だ。
 特に泣けたのは、矢沢の母親のエピソード。ツンとくる。
 さて「秋の連続投稿チャレンジ」を四つ以上出したけど、当たるかな?

#読書感想文


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