読みたいから借りてきたのに、今じゃないかもって思う私、何なの?(エッセイ)
「……駄目だ……読めない…」
図書館へ行き、読みたいと思ったから借りた本。
けれど、本を開いて2、3ページ読みながら私は思ってしまった。
『この本は……読むの……今じゃないみたい……。』
私はこの時、5冊本を借りてきていた。
2週間という貸出期間中に、この借りた本達を読了しなければならない。
図書館で本を選び、手に取った時には、読める気マンマンだったくせに、いざ開いて読んでみると。
…………。
それで冒頭に戻るわけだが。
結局私は、5冊のうち3冊読了し、1冊は古本で購入し、もう1冊は未読のまま返却する事になる。
何で「……違うな〜」なんて思うのか。
気分なのか。今はこの本と縁がないだけなのか。
それはわからない。
けれど、好きな作家さんの本で、新刊だったのに。
何で私は読めなかったのだろう。
けれど、こうにも思っている。
今は違っただけ、読めなかっただけで、その日はやってくる筈……と。
家の積読本もそれなりにあるけれど、読める時期はやってくる。
それでも、そんな時が巡って来なければ、私ではない別の場所へと、手放す時なのだと。
そんな風に思っている様な気がするし、そう思った自分がいた。
うん。それでいい。
いいのだ。
半ば開き直りに近いかもしれない心持ち(笑)
もう。いいの(笑)