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さばいて食育(エッセイ)
「○☆※!!#@$=®|:!!!!!」
言葉にならない気持ち。
私は、鰯の下処理をしている。
スーパーへ行ったら安く販売されていた鰯を購入したからだ。
さばいていない鰯だったものの「平気でしょ?」と思う、安直&即決な私が判断を下して買って帰ってきた訳だけれど……。
鰯をさばくのは、思った何倍も私にはハードだった(笑)
三枚おろしとか、中学校の家庭科でした以来の事をしようとしている訳では無い。
頭を取り、内蔵を取り出して良く水洗いをするだけだ。
けれど『…………………』となり、手に魚の匂いを纏わしながら「はぁ〜〜」と素直に言ってしまう位にはハードだった。
頭を落として内蔵を取り出すだけ。
なのに、そんな作業は中々で、疲労感があったのだ。
というか、その疲労感は思っていたよりも鰯の『生』を感じてしまったのが原因かもしれない。
そのままの形をした鰯。
魚のままの姿。
家にあった包丁は、あまり切れ味が良くなく、一回で鰯の頭を落とす事は難しかった。
それが「‥£‡‥|¿‡]·№!!!」の原因の一因になっていると思ったものの、新鮮な鰯だった為か、内臓はスルッと取れたのが唯一の救い…………………………
という訳では無いな………
(血液が生々しかった……💦)
そんな鰯をさばき、よく水洗いをしていた私が鰯を前に繰り返していた言葉は「必ず、美味しくたべますから……っ!!!食べるからねーー!」という言葉(笑)
鰯を前にしての約束というか、生きていた命を頂くという事を、私は改めて学習し直した感覚になったのだ。
魚をさばいて、自分自身の食育に。
ちなみに、鰯は無事、下味を漬けてから片栗粉で揚げ『鰯の唐揚げ』にし、約束通り美味しく頂いた。
そして、生ゴミは冷凍庫へ入れ凍らせ、ゴミの日に出した。
凍らせておくと魚の匂いが防げるらしい。
魚をさばく、私にとって、それは中々スリリングな出来事だった。
けれど、少しの良い経験をしたとも思っている。
魚を普段からさばいている方、尊敬。