70 私はカナヅチ。(エッセイ)
海水浴!水!水泳!
…………………なんと縁遠い言葉か。
唐突だが、私は水の中を泳ぐことが出来ない。いわゆるカナヅチだ。
小さい頃から全くと行っていいほど泳げず、バタ足すら出来ない。ビート板の助けを借りても出来た試しがない。
そんな泳げない私は、学生の頃の水泳の授業が大っ嫌い。雨が降ればいいのに、
生理来いっ!そんな風に思っている学生だった。それに、水着を着るのも大嫌い。なんであんな太ももがハッキリ出る水着を着なければならないんだ、嫌なんだけど。と、とにかく本当に水泳の授業は大嫌いだった。
今でこそやっと、ジェンダーレスという考えが浸透してきて女の子用の水着も太ももを覆われる作りに変わっていっている。これはとても良いことで羨ましい限りで、出来れば私が学生の頃からそうであってほしかったと思う。
………話がそれたが、私はとにかくカナヅチで、水が、というか川、海という場所があまり得意ではない。というか川や海自体は綺麗だな、大きいな、と思うが、泳げないせいか私は少しの怖さを感じてしまう。もし川や海に行ったとしても絶対に足が着く所まで。それも浅瀬も浅瀬に居続けるであろう私。
……こんな事ならもう少し泳げるように練習すれば良かったと思わなくはないが
あの頃の私はもう泳ぐ事を諦めていたし、とっても嫌な事だったからやる気もなかった。
なので現在は泳げる人を見て、本当に凄いと尊敬するばかり。
もし海や川に行かれましたら、いきなり深くなったりするところがあったりしますので是非深さに注意を怠らず、レジャーを楽しんで下さいね。
以上、カナヅチからでした。