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スタートアップからの転職後に得たテクニカルスキル発揮の仕方とやりがい

noteの発信を始めて4か月経ちました。
転職2年目を迎えた節目として、転職したきっかけとリンクアンドモチベーションで感じている仕事のやりがいについて書きたいと思います。

前職でのやりがい

2021年8月にリンクアンドモチベーションに入社する前はスタートアップ企業で働いていました。草創期は職務や役割も関係なく顧客の課題に向き合い、共に会社を創っているという充実感がありました。小規模のスタートアップ企業のため事業がシンプルで関係者も少ないため、意思決定や合意形成も驚くほど早く、会社を成長させていくことに対してやりがいを感じられていました。

転換期

 草創期から拡大期となると「理念やサービスへの共感」から「特色のある社風や待遇」、「エンジニアであれば技術環境」等、人により働き甲斐や重視する点が様々になってきました。そのため、全員が同じ目的に向かっているという一体感が薄れていきました。また、分業が進むにつれて互いに狭くなった視界の中で意思決定や判断がされるようになりWhy/Whoの納得感がなくなっていきました。次第に共に会社を創るという感覚が薄れていき、社内のシステム導入に数多く携わり、 テクニカルスキルが上がることにやりがいを見出そうとしていました。しかし、次々に導入しても活用されない、効果がなかなか出ない導入が続くうちに、そのやりがいも次第に薄れていきました。
 そのような時にリンクアンドモチベーションに出会い、もう一度成果を仲間と一緒に創り上げていく一体感を味わいたいと思い入社しました。

リンクアンドモチベーションを選んだ理由

なぜリンクアンドモチベーションであったのか?
それは「目的に向かって全員が全力で取り組んでいる」からです。
「全力」という言葉は、業務量が多く目の前の仕事を懸命にこなしているイメージを持つかも知れませんが、そうではなく「どうせ」「しょせん」「やっぱり」という言葉が出ない前を向く組織、心理的安全性が高く全力で目的に向かって議論出来る環境。そういった風土や文化に魅力を感じました。

思い描いた活躍とのギャップ、そこからの変化

しかし、最初は全く上手くいかず悩む日々でした。自分たちが実現したいことではなく、実現可能性が高いことのみを描いたり、テクニカル面だけで判断や解決をしようとしたりと、以前の会社での慣性を引きずっていたことに、なかなか気づくことが出来ませんでした。
ある大規模プロジェクトで必要な資料を作っていく中で、社内外の人達に沢山の意見やフィードバックを貰うようになり変化が起きました 。その頃から、やっと実現したいことを考えるためには、もっと事業や業務を広く深く知らなければならないという危機感が生まれたのです。
そこで、自部署に留まらずプロジェクトメンバー全員で手分けをし、毎日各グループ会社や各事業部など多方面で沢山の方からヒアリングを行いました。何度も資料をまとめては確認しにいくことで、的確かつ納得感のあるものに少しずつすり合わせることが出来ました。中途なのにこんなことも知らないのかと思われたくないという不要なこだわりを捨てて、分からないことは素直に人に教えて貰うことも出来るようになりました。

見つけ始めた新たなやりがい

このプロジェクトを通して、テクニカルスキルだけでなくスタンスやポータブルスキルも大事だと実感しました。 (スタンス・ポータブルスキルについては後述)
例えば、「自分と違う意見を取り入れる」「領域を決めすぎず新しいことに積極的にチャレンジする」スタンス や「経営層や上司、関係部署などに的確かつ納得感高く伝える」ポータブルスキルを身に着けていく。
こうした重要性に気がつけたことで、100人200人の組織規模では感じなかった成果を一緒に仲間と創り上げていくことの面白さや難しさ、やりがいを感じることが出来ています。

最後に、テクニカルスキルを最大限に発揮するには

転職を通して、テクニカルスキルを発揮するためには、大前提として「スタンス」「ポータブルスキル」が大事だということは私自身が感じた体験です。
社会人経験が長くなると後天的に獲得するのは比較的難しいとは言われていますが、自ら意識して伸ばそうとすることや必要性がある環境に身を置くことで少しずつ獲得することは可能だと思っています。得意を最大限に伸ばすためには一見遠回りに見えることにも目を向けてみることも大事です。

人材育成の要件フレーム
(引用:人材開発・人材育成とは?必要なスキルや効果的な手法を解説


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