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「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」 in サントリー美術館
先月、東京・六本木のサントリー美術館で開催されていた「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」に行ってきた。
徳川美術館展 尾張徳川家の至宝 サントリー美術館 (suntory.co.jp)
2024年7月3日(水)~9月1日(日)
すでに開催が終了してしまった(大阪での開催も先に終了)し、写真撮影は不可だったので作品紹介もなかなか難しく、書くのをやめようか?とも思ったが、やはり何か記録しておかなくては、と思い、書いてみることにした。
この展覧会は7月3日から開催されていたが、サントリー美術館は火曜日が休み。
通常、ゆっくり展覧会に行けるのは火曜日だけなので、あきらめていたが、最終週の8月27日(火)だけ開館することを知り、(詳細は省く)友人2人と行けることになった。
でも、数日前になって、大型台風が当日直撃!の予報になり、本当に行けるのか??ところが、当日になったら、全然OKの天候!無事に友人2人と行くことができた。
まずはランチ♪
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以前、友人たちとは、毎年何回か一緒にランチをして展覧会に行っていたが、2020年以降は難しくなり、その間にお互い生活も変わったりして、さらに難しくなり、3人で会うのは、なんと5年ぶり?いや6年ぶり?
ランチをしながらおしゃべりをして、美術館の前に到着したら、もう8割がた満足みたいな感じで、展覧会の内容はもうどっちでもいいかも状態。(笑)
そういう状況に加え、昨年名古屋の「徳川美術館」に行っていろいろ鑑賞しているので、その時に見ているものはやや新鮮味が無くなるし、
展示替えが多い展覧会で、最終週だけ見ても、メインのものが全部見られるわけではない、などなどで、個人的にこの展覧会の良しあしを評価するのは非常に難しい。
前置きが長くなってしまったが、展示品の話を。(画像はすべてネットから)
Ⅰ 尚武 もののふの備え
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家康様にご対面。と思ったら、レプリカ。(現物は以前どこかで見た)
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これは、名古屋で見たかな。ただ、同じものなのかどうか、確信はない。
刀などもたくさんあったが、どうも価値がわからない。
Ⅱ 清雅-茶・能・香-
茶道具、香道具などは、いいものがそろっていて、結構楽しめたエリア。
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これも以前見た気はするけど、現代アートぽい絵柄は何度見ても心惹かれるものがある。
能面 般若
画像は特定できなかったけど、説明のところで、源氏物語の「六条の御息所の生霊」に触れていたのが萌えポイント。
Ⅲ 求美
特別公開 国宝 初音の調度
これが見たかったけど、
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あいにく展示期間ではなく、こちらが展示されていた。
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特別公開 国宝 源氏物語絵巻
今回、実はこれを見に行った、といっても過言ではない。
11世紀初頭に紫式部が著した『源氏物語』を絵画化した現存最古の作例で、12世紀前半、院政期の宮廷を中心に製作されたとみられます。数多く描かれた源氏絵のなかでも、物語への深い理解と共感に基づき、平安貴族の生活様式や美意識をよく伝えており、ひときわ高い格調と説得力をもって、観る者を魅了します。
【各場面の展示期間】
・柏木(三):2024年7月3日~7月15日
・横笛 :2024年7月17日~7月29日
・橋姫:2024年7月31日~8月15日
・宿木(二):2024年8月16日~9月1日
というわけで、今回展示されていたのは、宿木(二)。
「源氏物語」54帖中の49帖目。光源氏はとうに亡くなり、この場の主役は源氏の孫の匂宮。やっぱり光源氏が描かれているほうがいいが、どの帖が展示されているかはあらかじめわかっていたので、仕方ない。
説明書きなどはワクワクして読み、いざ実物拝見。
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あれ?なんかきれいじゃないなあ~。(笑)
もちろん、歴史的価値は高いのだろうけど、素人目には、やっぱり美しい絵巻のほうがいい。
ちなみに、来年(2025年)、名古屋の徳川美術館では、「源氏物語絵巻」全帖が公開される、というポスターを、当日会場で見かけた。