ベル・エポック―美しき時代 パリに集った芸術家たち in パナソニック汐留美術館
先日(といってももう2週間以上たってしまった!)、東京・新橋のパナソニック汐留美術館で開催中の「ベル・エポック―美しき時代 パリに集った芸術家たち」に行ってきた。
10月5日(土)〜 12月15日(日)
休館日:水曜日(ただし12月11日は開館)
説明文通り、バラエティに富んだ作品が250点以上、さほど広くない空間にうまく展示されていた。作品そのものの良さもあるが、なんとなくおしゃれな雰囲気を味わえるのが良い。
これで1200円(ネットの割引券を見せるとさらに100円引き)は安い!
待ち時間もなく、大混雑でもなく気持ちよく鑑賞できた。
入場前に無料スペースで13分のビデオを座って見ることができる。
展覧会を見てからビデオを見ることもできるが、先に見ておいた方がより楽しめる。
写真撮影は部分的に可能。どちらかというと他の作品が撮影したかったなあ、というパターンだったが。
写真撮影できなかった部分の画像はネットから。
全体は4章に分かれている。
第1章 古き良き時代のパリ – 街と人々
第2章 総合芸術が開花するパリ
モンマルトルにどうして芸術家たちが集まってきたのか、ということがよくわかる説明だった。
これはロートレック展で見たのと同じかな?と思ったら、微妙に違う。
「ロートレック展」でも俳優さんの説明はあった。読んだけど頭に入らない、感じだったが。
でも今回は先にビデオで、ブリュアンの写真とともに歌声を聴くことができたので、より記憶に残った。ブリュアンは、シャンソン歌手で、ナイトクラブのオーナーでもあったそうだ。
シャ・ノワールは、フランス語で「黒猫」の意味で、文芸キャバレーの名前。こちらでは、影絵を上映したり、ドビュッシーやエリック・サティが演奏していたとか。
実は、この猫のモチーフのTシャツを持っている。だいぶ前に展覧会で買ったもので、お気に入りだが、だいぶよれよれになってしまった。
画像は探せなかったが、
<ラパン・アジルの店内> ジョルジュ・ティレ・ポニュ
ラパン・アジルは、モンマルトルのキャバレーで、ゴッホ、ルノワール、ピカソ、モディリアーニ、ユトリトなどそうそうたるメンバーが訪れたそうだ。
絵画を見ること自体ももちろん楽しいが、そういったエピソードを読むだけでぞくぞくしてくる。
こちらも画像を探せなかったが、モネ<サン=タドレスの海岸>が、ガレのガラス細工と一緒に展示されていた。
アーティゾン美術館での「空間と作品」展と似たような展示方法で、いい感じだった。
フロベールの<ボヴァリー夫人>の初版本、ミュシャの挿絵本、ロダンの彫刻など、あらゆるものが。
第3章 華麗なるエンターテイメント 劇場の誘惑
この章の一部が撮影可能だった。
ジュールシュレのリトグラフを4点。きれいに撮影できなかったけど。
第4章 女性たちが活躍する時代へ
何度も見ている作品だけど、今回は先に映像を見たり、つけているアクセサリー(ルネ・ラリック)まで展示されていてより立体的に楽しめた。
大満足で美術館を後にする。
散策というほどではないけど、ぶらぶらしていると意外なものが見つかる。
汐留一帯は、仙台藩の上屋敷跡だった!
すぐそばの日テレのビルあたりに人が集まっている。
ちょっと寄ってみると、偶然そらジローに遭遇♪