台風一過。『ホットプレートと震度四』とウィリー・ネルソンと。
ここ2、3日、テレビでは散々最強クラスの台風が直撃か、と大騒ぎしていた。
幸いなことに東京は上陸を免れて台風は海上に消えて行った。
なんだか、拍子抜けしてしまった。
もちろん、甚大な被害が出なかったことはよかったわけだけど。
また暑い一日が戻ってきた。
そんなわけで一歩も外へ出ることなく、今日は図書館で借りた『ホットプレートと震度四』の続きを読みながら一日を過ごした。
不思議なタイトルに惹かれた。
なにか音楽でもかけながら読書をしよう。
そんなときは、洋楽を聴くことにしている。
歌詞が日本語だと活字とバッティングして読書に集中できないから。
ずいぶん昔に買ったウィリー、ネルソンの「American Classic」というCDをウォークマンに入れてあったので、それをBOSEに飛ばして聴いた。
ウィリー・ネルソンといえばカントリー歌手というイメージだが、聴いてみると意外とjazzyな曲が続く。
いいね。
読書にはぴったりだ。
最近、自分でも物語を書くことに挑戦している。
いざ書こうと思っても、いったい何をテーマにすればいいんだろうと頭を悩ますばかりで、いっこうに筆(キーボード)が進まない。
『ホットプレートと震度四』は、ゼリーモールド、ピザカッター、コーヒーサーバー、鉄鍋…など食にまつわる道具を軸にした短編集。
小説のアイデアってどこにでも転がっているんだな、本を読みながら思う。
なんてことのない日常のモノからでも物語を紡いでいけるんだ。
当たり前だが、さすがプロの作家だなあ、と物語とは関係ないところで感心するばかり。
ちなみに「あのときの鉄鍋」が私にはグッときた。
また、私もなにか書いてみよう。
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