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接客業の、【正直ちょっと「うーん……」なお客】6選+おまけ迷惑客




☆詳細は伏せますが、持ち帰り専門のとある飲食店を舞台とした話です。全ての飲食店で同じではありません。
☆店員の総意ではなく、わたくし個人の意見です。



①決済方法を言わずに、カードor端末を手に持ち黙って固まってるお客
〈混雑時の面倒度★★〉

カード、もしくはスマホ(電子決済)をみぞおち辺りで持ち、現金以外の決済方法の場合に黙って待機するお客胸の辺りまで上げてくれていると何を持っているか見えることが多い。ただし、裏返しで持っていたら分からない)。
お店の構造によってレジ台周りに各必要物・値段表示パネル(これの名前を知らない)が置いてあったり、お客さんの立つ位置とレジ担当の立つ位置がズレていたりするので、お客の手元が見えにくい場合がある。そのため、カードやスマホを持って黙って待機されては決済方法をこちらから確認せねばならず、ちょっと面倒くさい。混雑時は普通に面倒くさい。でもこのようなお客は普通によくいる。
「クレジットで」「PayPayで」など宣言してくれる人がほとんど。そうしてくれるとスムーズに進む。


②レジが終わった後でポイントカードを出すお客
〈混雑時の面倒度★★★★★〉

紙媒体のポイントカードの場合は分からないが、カードの場合は(私が働いているところでは)レジの構造上レシートを出したあとにポイントをつけることはできないので、後出しされた場合はレシートを取り消して再度打ち直さないとポイントを付与できないようになっている。そのため、我々は先にポイントカードの有無を尋ねるが、後出しするお客もいる。正直、後で出されると【レシートでその会計を取り消す+イチから打ち直し】になるので面倒くさい。混雑時は本当に面倒くさい。


③声が小さいお客
〈混雑時の面倒度★★★★〉

注文を伺うとき、声が小さいお客はなんと言っているのか聞き取れないので、聞き返して確認する必要がある。フロアの雑音と店内の機械音が邪魔するので、蚊の鳴くような声で注文されると本当に何も聞こえない。そして、極端に小さい声・アバウトすぎる注文内容だと、どの商品を注文してるのか分からず聞き返して確認せねばならず時間がかかる。
レジに貼ってある商品一覧表を指差しながら注文してくれる人、指で個数を示してくれる人は、声が小さすぎて聞こえなくてもこちらが大きな声で確認すれば注文商品が簡単に確認できるので有難い。


④会計後にレジ袋を要求するお客
〈混雑時の面倒度★★★〉

これはですね……たまーーに私もやります。なので気持ちは分かります。しかし、これもちょっと面倒くさい。
レジ袋だけレジで打ち、袋代のみ貰わねばならず少し面倒。でも袋だけならすぐに終わるのでそこまで面倒ではない。ただ、混雑時にされると面倒くさい。


⑤レジで悩むお客
〈混雑時の面倒度★★★★★〉

店の前に商品一覧表が貼ってあるのに、レジまで来てからどの商品にしようか悩むお客
なぜ、なぜ……一体なぜ、レジに来てから悩む?なぜ先に決めてからレジに来ない?私は注文商品を決めてからレジに行く派なので理解できない。
暇な時なら構わないが、混雑時に後ろに行列ができている中で「うーんうーん」と悩まれると正直「早くしてくれ」と思う。「後ろが詰まっているので早くしてほしい」と思うのが本音である。
というのも、混んで列ができてくると、その列を見て「なんか並んでるから自分も並ぼー」というノリで並ぶ人も多いので、列ができてきた時点で早くさばかないと余計に列が長くなるリスクがあるため店員側としては焦るし困るのである。


⑥注文商品を用意してから注文変更するお客
〈混雑時の面倒度★★★★★〉

「あー、やっぱりコレは無しで、コレとコレとコレで」といった感じで全て用意して箱に詰めてから、注文商品を変更するお客。店員側としては、別に構わないがせっかく用意した商品がロス=廃棄になるので非常に勿体ない。数の変更もあると、その数が入る箱に入れ替えねばならないので混雑時は面倒くさい。混んでなければそこまで面倒ではないが、勿体ないなとは思う。

なかには、別の商品が気になっている様子を見せつつも、「あっ……あー……でももう作ってくれてありますよね……やっぱり大丈夫です」と言って申し訳なさそうにしてくれるお客もいるが、こちらとしては「いえいえ、作り直しいたしますので大丈夫ですよ」としか言えず、やや切ない。
※ロスになった哀れな商品たちは廃棄になるか、運が良ければどうせ捨てるしかないものなので店員が持ち帰る。ただし、店舗によっては店員の持ち帰り禁止の場合もあるのでその場合は全て廃棄となる。


⑦時代にそぐわないセクハラおやじ〈不快度★★★★〉

稀に来るセクハラおやじ。店の従業員は男女ともにいるのだが、 たまたま女性2人だけで対応していた際、「女の子ばっかりだと華があっていいねぇ」と言って帰ったオジサンがいた。隣の女の子は私が横で見ていて一目瞭然レベルでドン引いていた。その女の子の分かりやすすぎるドン引きは傑作であった。その女の子は、オジサンが帰った直後にシフトインした男の子に「さっきオジサンにこんなこと言われてさ〜……めっちゃキモイ。ありえない。セクハラだよね」と話していた。

私はというと、前職の上司が昭和の時代に取り残されているのかレベルの超絶昭和ジジイだったので、そういうキモ親父には慣れていた。
前職のセクハラパワハラジジイ上司は、「女は前でレジに立ち、男は後ろで作業しろ」「女は店の前に笑顔で立っていろ」「接客は女が笑顔でしろ」「女の制服は絶対スカート。ズボンは許さない」と、女を男性客ホイホイとして使い、スカートを拒否する女性従業員にスカート着用を強要(高齢女性のスカートは見苦しいからズボンでいいという謎ルールもあった)。遊郭でもないのに女は笑顔で一番前に立ち笑顔で接客して客を捕まえろという、セクハラとパワハラのオンパレードだったので、そういうのには耐性がついてしまったのだ。しかし、そういう環境下にいたことがない大学生には慣れないことだったようで、彼女はドン引きだった。それが素直なリアクションだと思う。

みなさん、時代にそぐわないセクハラ発言はやめましょう。


まとめ

こちらとしてこういうお客は困るけれど、お客さんとしてはそんなの関係ないことである。
また、最後のセクハラおやじ以外はみなさん悪気はないとわかっているので、内心面倒くさいと思いつつもしょうがないと分かっています。どのパターンのお客さんも接客業をしていると必ず出会うのでしょうがないのです。

だからこそ自分が客の立場のときは、自分がされたらちょっと嫌だなと思うことはしないことと「ありがとうございます」と言うことを忘れないようにしています。


おわり。

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