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「虐待」を無くすために必要なこと

今日も虐待の連鎖についてお話しようと思います。

先日の記事で子供に対して「これは虐待なんだよ」と伝えることが必要、と書きました。
先日の記事↓

これがなぜ必要なのか?
それこそが虐待の連鎖を断ち切るために必要だと考えたからです。

これまでは虐待を行なう親へのアプローチばかりを伝えて来たのですが、そもそも虐待を行なう「毒親」は自分が「毒親」であると理解せず、周りからそう言われてもそれを受け入れない事の方が多く、その対応は困難です。

毒親が築く「機能不全家庭」で育つ子供はやがて「アダルトチルドレン」となり、やはり家庭を築こうとします。

中には「自分が子供の頃に経験したことは、自分の子供にはさせない」との強い想いを持つ一方、暖かな家庭、いわゆる「普通の家庭」への憧れから歳若くして家庭を作ろうとしてしまいます。

その時までに自分がアダルトチルドレンであることを自覚し、そこには共依存があることを知り、その問題克服のための努力をされて、ある程度ココロの回復がなされていれば良いのですが、共依存そのものに気付くことも難しいため依存傾向がある相手をそのパートナーに選び、その相手に嫌われないように…と言われるがままとなり、若くして母親になってしまうケースが多くあります。

そうなると自分もココロの回復や問題の改善はおろか、問題そのものを知らないまま上記のような強い想いだけを持って子育てをしがちです。
ただ、親が持つ子供への愛情を知らないため泣く子供に対してどう接すれば良いのか分からず、また誰かに相談をするという手段も「恥ずかしい」とか「問題のある親と思われてしまうかも」などという不安から一人で抱え込んでしまい、結果として自分が親からされてきたことを我が子にもしてしまう…

そんな自分を「ダメな親だ」と自己否定してしまうことで余計にストレスを抱え込んでしまい、余計に我が子を虐待してしまうケースもあります。
それが昂じてしまうとTVのニュースなどに出て来てしまうような事態を引き起こしてしまうこともあるわけです。

虐待をする親へのアプローチはもちろんなのですが、子供に対しても「それは虐待なんだよ、誰かに相談しなければいけないんだよ、そうしないままあなたがオトナになって家族を持つと、そこでまだ問題が起こる可能性があるんだよ」ということを知らせる必要があると考え、上記の記事を書きました。

ですが現状ではどうしても虐待防止について政治も現場も後手に回っている、という印象は否めません。

虐待は社会における大きな問題と考え、その対応をしっかりとしてもらうためにも教育委員会とか議員と名の付く人とか、児童福祉に携わる方々など、子供に関わるお仕事をされている方や政治家には本腰を入れて取り組んでもらえないモノか、と考えてしまいます。

ココロの病やアダルトチルドレン、虐待や毒親、機能不全家庭などについて分からない事や知りたいこと、不安なことなどあればいつでもコメントを頂くか、ホームページからお問い合わせ頂ければ出来る限りお答えいたしますので、是非お気軽に「私」という人間をご利用ください。
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