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ココロに響くセリフ
私の日々のルーティンとして、寝る前に1~2本ドラマやアニメを観て一日の疲れを癒す、というモノがあります。
先日は今期の月9である「君が心をくれたから」の第1話を観ました。
恋愛モノはあまり観ない方なのですが、主人公の永野 芽郁さんはその演技力の幅広さから彼女の出演作は観ています。
※以下ネタバレがありますので、まだ観ていない方はここまでで
永野さんの役どころは子供の頃に母親から虐待を受けて育ち、その後は母方の祖母と二人で暮らす女の子。
「雨」という名前でからかわれたり、友達も出来ず、自分には生きる価値なんてないと思いながら過ごす中、高校生になって一人の男の子と出会う。
彼の家は花火師。
大みそかに行われる花火大会で彼女を見かけるが、彼女は寂しそうに花火を観ていた。
「あの子を自分が作る花火で笑顔にしたい」
そんな想いから彼は父親に弟子入りを志願する。
彼は彼女に「10年後の大みそかの花火大会で自分が作った花火を上げるから見に来て欲しい」と伝え、彼女も「その時には自分も一人前のパティシエになる」と、お互いに10年後の再会を約束する。
彼との出会いが彼女を変えるきっかけとなり、夢であったパティシエを目指して一流洋菓子店に就職するも、何事もうまく行かず5年が経った頃に「君は必要ない」とクビになってしまう。
一方の彼も色覚障害を隠しながら仕事を続けていたが、親方である父親からその作品を認めてもらうことが出来ず、一度は花火師への夢を諦める。
10年後、彼女は久しぶりに実家へ帰省するが祖母には未だ仕事を辞めたことを言えないまま。
彼と会うことも出来ず、約束であった大みそかに置手紙を祖母に残して帰ろうとする…
とまあ、割とイベント盛りだくさんで初回としては詰め込み過ぎの感もあり、シーンによってはかなり唐突感もあったりして、もう少し丁寧に描いて欲しいようなところはあるのですが、けど随所にココロに刺さるシーンもありました。
母親に包丁を向けられ「お前さえいなければ」と迫られる虐待のシーンなどはやはりココロが痛むし、周りの友達からイジメられたり、無視されたりしているところは観ていてつらくなることもありました。
そんな中で黙って帰ろうとした彼女を彼が引き止め、祖母の元に連れ帰ってきた際、祖母が彼女に掛けた一言。
「生きていることを恥じるやつがあるか!」
「お前は私の大事な孫だ」
思わず私も「そうだよなぁ」と口にしてしまいました。
どんな状況であれ、どんな境遇であれ、まず生きてなんぼ。
生きている、それ自体が奇跡であり、当たり前ではないこと。
意味だとか価値だとかは他人が見出すモノで、自らが生きていることを恥じる事なんてない。
だからあなたは生きていて良いし、生きていて欲しい。
このセリフからこんな意味合いを感じ取りました。
これからさらに彼女には過酷な運命が待っていそうなのですが、どうなって行くのかを楽しみにしながら観ていこうと思います。
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