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性的サービスというお仕事

3年ほど前から定期的に「性的サービス(いわゆるデリヘル)」のお仕事をしているお客様が、カウンセリングを受けに来られるようになりまして。

これまで何人かのお客様がいらっしゃっているのですが、一回で終わる方も居ればそのままリピートされる方も居ます。
それらのお客様のお話を伺っていたところ、皆さん同じお店にお勤めでそのお店の店長さんが従業員さんのメンタルケアのため、私のところを勧めてくれていたそうなんです。

お客様がカウンセリング後、私の方で領収書を発行しそれを持っていくとお店の方からその分のお金が渡される、という仕組みだそうで、何とも素敵な店長さんと思っています(お会いしたことは無いのですが)
こういう仕組みはあらゆる企業で、働く方々への福利厚生の一環として導入して欲しいモノです。

仕事としての性的サービスとは、それこそ人類が文明を持った時代、学生の頃、社会の時間で習った何千年も前の世界4大文明が出来た頃からある職業です。

私はそもそも、性的サービスをお仕事とされている方々に対して尊敬の念しかありません。
カウンセリングという仕事もお客様のココロを癒すことを第一の目的としていますが、性風俗のお仕事には敵わないと感じています。
何しろ文字通りそのカラダを張って、お客様のココロとカラダを癒すんですから、私の仕事など到底そこには及びません。

ただカウンセリングを受けに来られる方々なのでそれぞれ、ココロの中には問題を抱えておられる方も多いのが実情です。

その仕事をする目的はまず「生活費」という方が多く、それぞれ結婚されていたり、同棲したり、或いは一人暮らしとその環境はそれぞれですが、パートナーがいる方はその相手にも問題があったり、一人暮らしの方はそもそも人間関係が苦手…ということが多かったりします。

またその共通点として、そのほとんどが私のホームページを観て「自分はアダルトチルドレンである」ことが分かった、と話されます。

子供の頃の環境が機能不全家庭であり、虐待を受けていて、それが元で生きづらさを抱えてしまい、共依存関係になってしまったり、DVを受けたり、性的虐待を受けて来た反動として性依存となってしまっていたり…

それまで抱えていた多くの「生きづらさ」の元にそういうことがあったのか、とカウンセリングの中で改めて知る方も多くいらっしゃいます。

そしてそのお仕事を選んだもう一つの理由として「誰かの役に立ちたい」という思いがココロの底にあることに気付かれます。

これは看護師さんなど医療従事者や福祉関連のお仕事をされている方にも、このような傾向があります。
実際、性風俗のお仕事を始める前は看護師さんだったり、介護士さんだったり、或いは現在もWワークでそれらのお仕事をされている方も居ます。

お客様(患者さんや利用者さん)から感謝されることで「自分」の存在を許されるように感じる、逆にそれをしていないと「自分」は認められないという思いから、過剰なサービスをしてしまい自分自身を疲弊させてしまう。

こういった「生きづらさ」を抱えてしまっているため、自分という存在を蔑ろにしてしまいがちだったり、常に誰かから「必要とされている」ことを確認ししなければならないため、そのパートナー選びに失敗してしまったりを繰り返している。

それらの事などもホームページを観て頂く中で自覚、理解出来たと話されるお客様も居る事から、やはり「アダルトチルドレン」や「虐待」「機能不全家庭」といったワードをまず多くの方に知ってもらう必要がある、と切に感じます。

性的サービスをお仕事とされている方に対して「汚い」とか「不潔」といった批判や誹謗中傷をする輩もいるようですが、それは全く的外れでむしろそんな批判をする連中よりもよほど真剣に、必死に生きようとしていると感じますし、そういう姿勢は応援しつつも、もっと「楽」に生きられるようになって欲しいとも願って止みません。
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須藤 勝則

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