『アメリカン・フィクション』を観た
アマゾンプライムにて、『アメリカン・フィクション』を観ました。
今年のアカデミー賞では見事脚色賞を受賞している映画です。
話が脱線しますが、そもそも脚色賞って何なのでしょうか。
調べたところ、小説や舞台劇から起こされた脚本に送られる賞のようです。
原作のない独自の脚本に対しては、脚本賞が送られるみたいです。
映えある賞を獲得している今作ですが、日本ではなぜか劇場未公開。
あらすじを簡単に説明すると、作品が「黒人らしくない」と言われた黒人小説家が、半ば出版社への皮肉を込めてステレオタイプな黒人小説を書き、それが思いがけずベストセラーになってしまうという話です。
皮肉が効いた風刺映画ですが、ユーモアのあるシニカルさなので観やすかったです。
また、風刺映画としての側面と共に、主人公と家族の関係や確執といった家族の在り方にもスポットを当てており、なかなか珍しい作品でした。
自分もあらゆる物事に対して少なからずステレオタイプを持っているなと感じました。
ステレオタイプは差別や偏見にも繋がりかねないので、型にハマった見方ではなく、ありのままの性質や特性に目を向けられるようになりたいと思いました。
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