【詩】長夜
わたしなんでも喋っちゃうからどうしよう
苦しいんだ
もっとギラギラしてリウマチみたいに
動けなくなるような怖い詩描いてやるって
皆んなにあのおっそろしさを
うえつけてやるんだって
いきごんでいたのに
先輩があなたどれだけそれを噛みしめてきたのって胸を掻きむしられる
あたし若い頃のほうが冷淡だったね
今もあなた冷たいねって言われるけどしらない
壊れそうなくらい一緒にいたいね
あたしの温度を少しだけ上げてくれる君はウヰスキーなの?
他人のボトルをくすねて飲むんじゃねえぜ
あなたの今夜をあたしに頂戴
なんて演歌ですかい?
あたし今なら湖だって飲み干せる
魚も泥も
あなたのかなしみも