![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159945184/rectangle_large_type_2_9361f3324c7e00d5298274c1f04c0ff3.png?width=1200)
Photo by
i_am_i_am_i
【詩】一日
それからコーヒーと一緒に
夜明けを待ちましょう
そっとカーテンを開けて
世界を吸い込んだなら
意地悪なことばは真にうけないで
想像と違った現実は
外れくじなんて言わないで
期待が破れた事も
失敗だなんて言わないで
悲しみに泣く準備は捨てましょう
もしかしたら面白い人生かもしれないもの
銀色の風を触って
ひび割れた掌から
パラパラと光の粒が溢れてゆくのなら
その粒を食べましょう
街のどこかに貴方がいて
カーブミラーは過去を反射させている
どこか欠けている私たち
密着した愛憎に苦しくなる前に
窓を左手で開けて
右手で青い夜にサヨナラしましょう