【詩】鯨が浮かぶせかいの下で
恬淡として
裏がえしのように
あざやかに浮かんで
生々しいものは
白いもの
辛抱を知らないで
絶望したがり
いたわりあい
虚実ないまぜた駆け引きが
深い根をわけて
影が濃く射していた
疲れ果て
苛立ち続けて
ゆらゆらと歩き
幻影
わく
限りない寂しさに
気を放散しすぎて
深海の底のような
不気味な静寂を
見つめている
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恬淡として
裏がえしのように
あざやかに浮かんで
生々しいものは
白いもの
辛抱を知らないで
絶望したがり
いたわりあい
虚実ないまぜた駆け引きが
深い根をわけて
影が濃く射していた
疲れ果て
苛立ち続けて
ゆらゆらと歩き
幻影
わく
限りない寂しさに
気を放散しすぎて
深海の底のような
不気味な静寂を
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