【詩】鳥かご
川崎の鳥かごは狭い居酒屋
昭和が生き残ってる焼き鳥屋
メニューが油で変色して読めないんだ
紫蘇巻が絶品だった
なんだか人はすぐ死んじゃう気がして
皆んなすぐ死んじゃう気がして
わたしはその前に
ちゃんと言わなくちゃいけない
すぐ忘れられるとしてもだ
わたしの人生に
あの人の人生に
刻み付けたい
尊敬してた大大大先輩が連れてってくれた鳥かご
帰りの電車で
無理やりキスをしてきた気持ちが今ならわかる
あーそうよな
だって死んじゃうのだもの
川崎の鳥かごは狭い居酒屋
昭和が生き残ってる焼き鳥屋
メニューが油で変色して読めないんだ
紫蘇巻が絶品だった
なんだか人はすぐ死んじゃう気がして
皆んなすぐ死んじゃう気がして
わたしはその前に
ちゃんと言わなくちゃいけない
すぐ忘れられるとしてもだ
わたしの人生に
あの人の人生に
刻み付けたい
尊敬してた大大大先輩が連れてってくれた鳥かご
帰りの電車で
無理やりキスをしてきた気持ちが今ならわかる
あーそうよな
だって死んじゃうのだもの