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【詩】片恋がおわるとき

目的のない目的
さまよい歩く
山なんか良い気がして
ゆらゆらとのろのろと部屋の中を歩く
光がさす
海がいいかしら
足を波につけたら
風に吹かれたら
あなたのことどう思うかしら
恋しいのかということすら忘れてしまった
夜には同じ月がある
そんなことすら忘れてしまっていた
あなたは見上げているかしら
抱きしめてよ
言いたかった淋しい夜
つながれない空にうかぶ
滲む月

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