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【断片小説】7

小さい妖精が曲芸のようにわたしの周りを飛んでいた。飛んだり跳ねたりしながらめまぐるしく駆けている。妖精ではない。滑稽でもあり残酷なようなそれは、わたしから飛び出したわたし自身の分身、影だった。
田園はわたしの身近にはない。想像の中にしかないものを、はるかな田園を吹き抜けてきた歌に乗り、影は軽やかにとび跳ねていた。




断片ということばは良いですねぇ。(●´ω`●)
何を書いても良いと許されている気がします。

いま、テレビから寺尾紗穂さんの歌が流れてきて、思いがけず幸せになりました。(*´꒳`*)

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