作品モデルってなんなの？ファッションの世界を挫折して行き着いた表現の世界。

モデルはモデルでも、作品モデルと聞いて想像できる人って多くはないんじゃないかなと思います。

実際に、モデルをやっていると人に言う機会がありますが

｢何かの雑誌に載ったりしてるの？｣

｢ショーとか出たりしてるの？｣とよく聞かれます。

自分では当たり前の認識で｢写真作家さんの個人的な作品のモデルをしてるよ。｣と言うのですが｢？？｣となることも多いです。

雑誌や広告に使われるモデルとは違い、芸術家が意味もなく自分の中から湧き上がるインスピレーションを形にするように、フォトグラファーと一緒にひとつの作品を作り上げる。

それが作品モデルだと思っています。

もともとはファッションのモデルを目指していましたが、身長というどうしようもならない壁にぶち当たり見事に挫折をしました。

そんな時に巡り合わせで始めたのが作品モデルでした。

ボク自身、作品モデルを始めたばかりの頃は何をしているかわからず、何年も作品モデルとして活動していくなんて思ってもみませんでした。

フォトグラファーの言われるがままに衣装を着て、時間いっぱい撮る。

初めてのことだらけで、要望通りに動けなかったこともたくさんあるし

｢向いてないんじゃないか。｣｢もうモデルなんて辞めてしまおうか。｣と悩んだことも何度もありました。

それでも、直ぐに結果なんか出なくても続けようと決めてやってきました。

フォトグラファーさんとの信頼関係があるからこそ、息が合いほんの一瞬が切り取られて作品になる。

お互いに集中し、緊張感がありながらもリラックスした時間が楽しく、完成した作品を見たらやっぱり嬉しい。

周りがどう言おうと、何を思おうとただ純粋に楽しいからやっている。

意味なんかなくても、自分を表現し、残したいから撮ってもらう。

最近ではアートヌードの世界を知り、身１つで表現する楽しさにもっともっと挑戦したいと思っています。

アートヌードの写真はInstagramに1部だけですが投稿しているので気になる人は見てみてください！

心月のInstagram