「どうにかして、この心の苦しみから逃れたい!」 なん度も”解消”しようとした過去の傷や痛みについて
「COCOPOIROOM」のMAKIです。
今回はストレートに《恐怖心》についてお話しします。
心理の世界に興味を持つきっかけとして、
多くのひとが自分の抱えている問題や葛藤から“自分救う旅”をします。
目に見えない世界への探求も同じような理由でしょうか。
「シンプルに心の世界の興味がある!」というのもありますが、
おそらくほとんどの方が何かしらの痛みや傷、
苦しみや葛藤を持っていて、心理の世界に突入するかと思います。
最初は誰でも、原因を探して、そこから解決の道を探します。
その理由はこう。
「どうにかして、この心の苦しみから逃れたい!」
わかりやすいのは、愛やお金に対する「恐怖」、
または「不安」や「渇望感」です。
また、「孤独になる」ことや、
関係性が壊れてしまうことによる「死の恐怖」、
そのために生まれる「ニセの願望」と言ったところでしょうか。
突き詰めると、これは
”何か”が壊れてしまいそうだから、それに気づかないように
その自分を隠すために
怒りや嫌悪感、拒絶感を持っている、ということなんですね。
でも、自分では、なかなか気づけない。
だから、「外側」に求めてしまいます。
なぜなら、空白が怖いから。
外側(や他者)は刺激でいっぱいで、時間を埋めてくれます。
心を麻痺したり、無意識に忙しい日々を作り上げてくれます。
ボーッとすると心が緩むんで、”何か”が壊れてしまいそうな、
起きて欲しくないイメージばかり湧いてきてしまうから、
外側で埋めてしまうのです。
あれもこれもやらなきゃ!
時間がない、自由がない、お金がない!
あれもこれも楽しくない………
そのおかげで自分の心と向き合わずに済んだり、
漠然とした恐れに出逢わなくて済むし
将来の不安から遠ざかっていられる………
から、なんですね。
「あちゃー」って、感じかもしれませんね。
(わたしもよくやってましたw)
自分の心の問題というものに取り組んでいくと、実に果てしないですよね。
あれもこれも解決しなきゃいけないような気がして、
疲れてしまうこともあるでしょう。
これは、生きている証拠ですから、これからも変わりません。
心というものは揺れ動くものです。
ただし、内的な問題とずーっと向き合うのは、疲れることです。
エネルギーを使います。
でも、そこで心を閉じてしまうと、
幸せや喜びといった感動もなくなってしまうんです。
心が動かないと、嬉しい!ということや
やったー!という快感や、
幸せだな、ありがたいな、と感謝したりすることもできません。
つまり、心を開くと、問題がどんどん出てきてしまう。
それによって葛藤して、苦しい。ツライ。もう知りたくない。
そんな自分を見たくない……
となってしまいやすいんですね。
でもでも、逆に、心を開かないでいると
幸せや喜びや生きがいも入ってこない。それも面白くない。
うーん、、、どうすればいいんだ! (笑)
考えてみると、コントみたいで滑稽ですよね。
でも、究極、こういったネガティブな感情は
そもそもは問題ではありませんんし、解消する必要すらない、
という前提に立ってみると世界がガラリと変わります。
自分の中からどんな感情が湧いてきてもOKになるのですね。
このフレーズ、。みなさんも聞いたことがあるかと思います。
どんな感情を抱いてもOK!
どんな自分でもOK!
でも、ここをちゃんと理解していないと
いつまでたっても、
なぜ?自分はこういう問題が起こるんだろう?
どうして、またネガティブな気持ちがやってくるんだろう?
となりがちです。
そして、また心の勉強やスピリチャルを学んだりする。
それが悪いわけではないのですが、
まずは真理を知っておくと、もしぶり返しが起こっても、
アワアワしなくなります。
その真理とは、内的な葛藤や苦しみは解決ではなく
『統合する』と知ることです。
宇宙の法則上、すべてそうなっています。
ですから、人生で起こるあらゆる”問題”(だと認識すること)を
解決しようとするとエンドレスになるんですね。
本当の意味での解決は、《統合のみ》です。
この記事でも、同じようなことを書いています。
「現実創造」をいかにシンプルにするか?という渾身のコラムですが、
注目していきたいのは主に”渇望”と”恐怖心”です。
たとえば、自分の内側で感じる「渇望感」に注目してみてください。
その背後には必ず、何かに対する「恐怖心」があります。
何かに対する渇望はその渇望を埋めることによって、
決して“解決しません”。
何かに対する不安や恐れは、
それを無くすことで“解消しない”んですね。
愛が欲しくて欲しくてたまらない人にとっては
愛こそが渇望感を満たす唯一のものだ! と信じて疑わなかったりします。
お金に対する渇望感があればあるほど、
自分はお金によって満たされるのだと思って手に入れようとしても
ほとんどの場合、愛やお金を得ても心から満足することはありません。
「あれ?」
「現実創造とか、引き寄せって、なに?」
ってなります。
願えば引き寄せられると思ったのに
だから欲しい結果を望んだのに、あんなに渇望していたのに、
手に入れても手に入れても終わりがない、と気づくのです。
これは、満たされるということと
何かを得るということはイコールじゃなかった、
とわかるタイミングだったのですね。
恐怖も不安も渇望も、『得ること』によって
穴を埋めて満たそうとすればするほど、キリがなくて絶望してしまうもの。
これは、物質的なことだけではなく、心も同じです。
何度も何度も”解消”しようとした過去の傷や痛みもそうです。
どこかのタイミングでわたしたちは、
”解決”が必要なのではなくて
”統合”しか道はないんだ、ということを知らされていくのです。
心の問題を解決することから、「統合」へシフトするというのは、
自分には問題や解決すべきことがあるのではなく
そういう自分自身があるのでもなく
『統合できること』があるだけ
ということに気づいてゆくのです。
すると自然に
『心から』完璧にオールOK! へつながって行きます。
このときの“つながる”という時間が、とてもゆたかなんですね。
ネガティブ(だと思い込んでいる感覚や感情)を、
じっくりじっくり、深ーく、感じて感じて、
その中に入り込んでいく時(とき)は
とても豊かな時間です。
まずは、このつながる時間を取ることも大切です。
”問題意識”から分離に気づき、
解決ではなく、分離した感情や、恐怖
不安や渇望と、再びつながりを取り戻していく。
すると。あらゆる内的なネガティブを恐れなくなります。
自分自身からフリーになり、自分の中から敵がいなくなります。
また現れても、また統合していけばいいのですから
何も恐れることはありません。
その感覚こそが、「現実創造」のキモとなっているのです。
最初は慣れないかもしれません。
この話も、イマイチよくわからん、という方もいらっしゃるでしょう。
もしかしたら、『問題』や『大変なこと』が
まだ自分の人生に欲しい! という気持ちあるのかもしれません。
《ネガティブは解決すべきこと》として、人生に残っていて欲しいので、
統合したくないのかもしれませんね。
自分自身に問題がたくさんあって欲しいのです。
解決すべきことがたくさんあれば、都合が良いのですね。
「そんなに自由になって解放されたら、何をすればいいのかわかんない!」
のかも………。
それはそれで、その人のタイミングです。
問題を愛していて、恐怖によって突き動かされる自分が好きな時は
幸せについて本気で取り組むことはできないのです。
決してね。
でも、そういう自分がいることを無視するのも意味がありません。
そういう自分は消えてくれないので、
戦おうとして、争おうとして、反発が起こるからです。
その中心にあるのは、「特別感」だったりします。
いつもここに辿り着きます。
特別だと思われたい
あの人よりも凄い自分でいたい
そのためには、痛みや混乱や戦いを好んで選でしまうのです。
加害者も被害者もいて欲しいし、
人生が大変であればあるほど、それだけの価値があると思いこんでいる
ヒーロー/ヒロインを演じたい自分が誰の中にもいるのです。
そして、その自分と繰り返されるネガティブなパターンで対面します。
なん度も訪れる人間関係の不和やお金の心配が起こります。
問題や恐怖、不安を好む自分が優位である限り終わりがないのです。
でもジャッジは必要ありません。
「楽しい人生ゲーム」ですから!ね。
ゲームの遊び方に正解も不正解もありません
「今はそういう遊び方をしているだけ」ということだけです。
ただ、誰もが内的な葛藤や苦しみ、渇望を通して「統合」の道を歩んでいます。
幸せや成功を望まない自分がいることや、愛や感謝に対してつまらないだとか、大したことないとどこかで見下している自分、
心の平和や幸福よりも、過酷さやドラマティックな展開や悲惨な目にあうことなどを通して、特別意識を持ちたいと想っている自分、
“そういう自分”に気づいて気づいて気づき続けていくことは、
癒しそのものです。
そういう自分を捨ててしまおうとせずに、内側に取り込んでいくのですね。
すごく、豊かな時間、
それこそが、最強の力=「現実創造」につながります。
だから、どうする必要もありません。
治すとか辞めるとか、そういう必要もないんですね。
《ただ認めていくことの強さ》だけを大切にしたい。
この記事では恐れを克服し、現実に引き寄せる本質について書きました。
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