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公園の自販機にお金のブロックがあった私


お金のブロックは人それぞれ色んな場面で出てくるかと思う。

私の場合、この数年でかなりのブロックを外してきたけれど、そういえば強固なブロックが、とても身近な公園にあった。


カフェに出掛けて美味しいカフェモカをいただいてゆっくりするのはできるようになったけれど、近所の公園の自販機で気軽に飲み物を買うのは罪悪感が生まれてしまっていたのだ。



その私のブロックの理由はこちら

①家まで歩いて数分の公園で、わざわざ飲み物を買わなくても、おうちまで我慢すれば家の水やお茶が飲めるじゃないか、という考え。


②私の場合、旦那さんが倹約好きな方で、過去に公園や駅の自販機で飲み物を買おうとすると、「え?」と驚かれたり、「俺はいらないけど」と言われることがよくあり、私は買いたいけれど、自販機にお金を使うのは良くないことと思い込んでいた。


③人が接客してくれるお店と違い、自販機には相手がいないので、誰かにお金が繋がってゆくイメージが持てなかった。




私は今、ほぼ毎朝広い公園で散歩がてらグラウンディングを数分するのが習慣になっている。

ほんの数分でとても心が落ち着くし、自然の香り、風の音や木の葉のこすれる音が耳に鮮明に聞こえてきて、心地良い。


この公園にある自販機で、たまにグラウンディングのあと飲み物を買う。

しかし、その都度、上記のブロックがむくむくと気持ちを阻み、買えたとしてもなんだか少しの罪悪感が胸に靄をかけたままになる。

いつものことだ、これを直さなければと思ってもいなかった。



しかし、今朝のこと。

曇っていて寒くて、やっとラインナップが揃いだした自販機のホットドリンクがとても魅力的に感じる朝だった。

私は、自販機に近付くか、いつも通りしばし悩んでいた。でも、ふと、本当にふと、ある考えが頭に閃いたのだ。

まてよ、自販機の収入は、公園の収入になるのではないか!

私の愛する、感謝してもしきれないほど有り難い、素晴らしいこの公園のためのほんのいくらかに、変わるのではないか!



当たり前と言う方もいるだろう、でもこの時まで全く気が付かなかったのだ。

お店なら、このお店が好きだから、このお店が提供してくれるものに感謝しているから、こころよくお金を出せた。
この自販機にも、同じように大好きな公園を応援する、という大義がちゃんとあったということに。

私は1人、はっとして息を飲んだ。

なるほどそれなら、公園の自販機で飲み物を買うことは、とても素敵なことだ。



そして私はご機嫌で、曇り空の公園でカプチーノを飲んだ。




これからは、大好きな公園でこころも豊かになる一杯を、安心していただこうと思います。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます(*^_^*)mocya(もちゃ)でした♡

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