桔梗も焚き火も 「魂のゆくえ」
急に秋の風である。コロナの関係で仕事のイベントがすべて下半期に流れ込み、上半期とはまた別の忙しさだ。その中で日々実用書籍ばかり読むのはためにはなるけれど、1つの場所を凝視しているようで時折息苦しくなる。そんな時は必殺!ちくま文庫だ。(サイズや編集が昔から好きなのです)
その中でも思考が数珠つなぎに流れていく豊かさを体験できるのは柳田國男。
ポケットに入り、ベッドサイドにも置いておけてこちらのシリーズは短い時間で彼の頭の中を旅することができる。豊かな知識と選ばれた語彙による読み切りのそれぞれは小さいけれど、しっかりとした骨格を持っている。本日出勤前に読んだのは、「魂のゆくえ」
ランダムに選んでいるのだが、最近惹かれて止まない火を燃やすことや、桔梗の花に話がいたって、なぜお盆の時期がこの辺なのかを考えるにはなかなか良かった。
仕事に夢中の人にほど、デスクにかじりついている人にほどお勧めしたいhttps://amzn.to/35UTdS2 (書籍のご紹介)