2024.10.18 体を尊敬しよう
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2024.10.18
・クラウンチャ・アーサナ【鷺】(背面)
・ナーヴァ・アーサナ【舟】(バランス)
・トリコーナ・アーサナ【三角】(側面)
・パリヴリッタ・トリコーナ・アーサナ(ねじり)
・ヴィパリータ・カラニー(逆転)
・マツヤ・アーサナ【魚】(反り)
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皆様、お疲れ様でした。
今回最後に行った仰向けになり頭頂を床につけ、胸を高く上げ体をそらすマツヤ・アーサナは、うおのポーズと読みます。この魚マツヤ(マッチャ)は、ヴィシュヌ神の化身であり、それに捧げる形とされています。
胸郭が狭く固いと背中が丸くなってきます。
このポーズは胸郭を著しく発達させ、胸囲を広げ、姿勢をよくします。
交感神経を刺激し、おなかの上部にある太陽神経叢といわれる、神経が交錯している部分を広げ緩めていきます。ホルモンの分泌を促す効果もあります。
神経が交錯する場を、ヨーガではチャクラといい、背骨に沿ってある主要なものは7つとされています。
最後坐る時に眉間に意識を向け…などどお声かけしますが、そこにもチャクラがあり、意識を向けることを祈るような形にとらえ、自分の中のお寺に参詣する、のような表現をする方もいます。(『図説ヨーガ大全』伊藤武P314)
佐保田先生の禅話にも「体の神秘さと偉大さ」「身体を尊敬せよ」(『ヨーガ禅道話』P39~P49)という文章があります。
お寺があるような神秘的な、あまりにも複雑な構造の肉体、恒常性(ホメオスタシス)というシステムで微妙にバランスを取っている自分の身体を尊敬しよう、と述べられています。
恒常性の維持には、自律神経系、内分泌系、免疫系を活性化したり、整えていくことが大切です。
ヨーガの歴史は、5000年とも言われています。行法や教えは、人が生きていくうえで必要だと自然に感じられたものだからこそ現在にも残っていると思われます。
だいぶ寒さを感じるようになりましたね。
恒常性の力を高めて、気温や乾燥などの外気の変化に対応できる体を作っていきましょう!
それではまた金曜日に♪