雨を聴く
雨の日が苦手だった。
「いつから嫌いになったんだっけ?」
記憶を辿ってみると、時は思春期
″癖毛がコンプレックスだった″
ということが1番の理由らしい。
これに付随して、
トラックに水をひっかけられた、
体育の授業が苦手なマット運動に変更になった、
よりによって前で発表する日だった…
など、負の出来事を雨とセットに記憶していたところも往々にしてある。
多感な時期の思い込みは根深いのか、
わりと最近まで 雨に対する負の感情は払拭
できずにいた。
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雨への気づき をくれたのが
2018年に公開された映画
『日日是好日《にちにちこれこうじつ》』
茶道家を演じられた樹木希林さんが公開日直前に他界されたことも感慨深かった。
雨のシーンが印象的だったこともあるが、
この映画のキャッチコピーに強く心惹かれた。
雨が苦手だったのは、
過去の経験と重ねて 今日の雨を見ていたから。
紫陽花の美しさが際立つ。
物思いに耽る。
雨音に癒される。
心が洗われる…。
仔犬だった先住犬を初めて我が家に連れて帰った日。土砂降りの雨が上がり、車窓から見えた大きな虹。
雨の日もまた好日だったんだ。
私にとって、雨 はまさに 後者。
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貴方の″2種類″ にはどんなことが当てはまりますか?
雨は好きですか?