ネコにおやつを与えるか否か。
いま、わが家のネコ3匹は、おやつをもらっている。
と、おやつの前に、食事の話から。
先代のトントとミミは、歯石予防になるからとカリカリ(ドライフード)を。栄養バランスを考えて、総合栄養食のみを食べていた。※犬猫のエサには嗜好性を重視した一般食と、それだけ与えていれば問題のないとされる栄養バランスを考えられた総合栄養食がある。
しかし決して長生きとはいえない11歳と12歳で、ネコの体から卒業した。闘病期間中、辛かったことのひとつが、食べられない姿を見ることだった。
若いころからウェットフードにも慣れさせていないと、年齢を重ねてから、未知の食べ物であるウェットフードを食べないネコがいるのだ。
まさにミミがそう。ウェットフードのみならず、野良ちゃんたちも飛びつくと言われているおやつの王様「ちゅーる」も、ミミは好きじゃなかった。トントも特別好きではなかった。そのため、薬をあげるのも苦労したし(ちゅーるを食べてくれれば、そこに薬を混ぜ込んでごまかしながら与えることができる)、薬を抜きにしても、食欲が落ちてきた際に、とにかく食べてくれるエサがない。
特にミミはもともとの吐き癖があったり、アレルギー体質だったりでエサを選ぶことに加え、なかなか食べてくれるエサがないので、その点は本当に苦労した。
かつてはカリカリ一択でいいとの情報が多かったが、いまはカリカリとウェットフードの両方を与える「ミックスフィーディング」の考えが増えている。
大人になってエサの種類を選り好みしないためと、ネコに多い、泌尿器の病気のリスクを軽減するためだ。
ニーナとユイ&トトは、1日朝と夜の2度の食事を、カリカリとウェットフード(どちらも総合栄養食。さらに匂いが薄まらない程度のスプーン3杯ほどの水を足している)の「ミックスフィーディング」にしている。
そして、さらにおやつも与えている。
おやつに関しては、以下のようなチューブタイプを3匹で1日1本(1本ずつじゃないよ)食べている。
↑タウリン(ネコの心臓に良い)が取れるこちらをメインに下などもたまに。
こうしたチューブに関しては、災害時の備蓄にもなる。一見、備蓄にはカリカリが適しているように思うが、災害の際はとにかく水が足りない。そのためウェットフードや、こうしたチューブタイプのおやつも水分補給用になるので、こちらもストックするようにしている。
なにより今の3匹は食べることが大好き! もちろん若いからだが、それにしても食欲がすごい。食事の用意のたびに「ごはん、ごはん!」の大合唱だけれど、元気なのはとってもいいことで、大変喜ばしい。
おやつ時間も大好き。1日のなかで、ご飯タイムと、遊び時間、おやつタイムが何より3匹の楽しみ。
つまり現在のわが家においては、おやつはアリというわけだ。
まとめ
以前はネコのエサといえばドライフードが主流だったが、現在はドライとウェットフードの両方を与える「ミックスフィーディング」の考えが主流
若いときからカリカリだけでなくウェットフードやおやつを与えていないと、シニアになってあげても受け付けないことがある。そうした場合、薬をあげるときに苦労する
ウェットフードやチューブタイプのおやつの常備は、災害時のネコの水分補給になる
いつ病気になり食べられなくなるか分からない。おやつ時間がエンジョイタイムに繋がるなら、健康を害さない程度にあげるのは飼い主にとっても猫にとってもハッピー
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