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ガールスカウトで身に付く生涯使えるスキル"人とのまじわり"

本日も、ガールスカウトのお話です。
私が考える、ガールスカウト活動をしてよかった!と心から思えた
「身についたスキル」第二段!
についてお話ししていこうと思います。
ちなみに前回はこちら↓

”活きた”コミュニケーション能力が身につく

前回のお話の中でガールスカウトの理念について触れました。
今回はその内の「人とのまじわり」について焦点を当ててお話していこうと思います。
理念の中で「人とのまじわり」について下記のようにガールスカウトのHPに書いてありました。

さまざまな人との交流を通じて、お互いを尊重しあうことを学ぶ。

https://www.girlscout.or.jp/about/

現在、インターネットの普及でどこでも誰とでも繋がれるようになった一方、対面の交流はだんだん希薄になりつつあります。
さらにコロナ禍により、対面の交流がますます希薄になっています。

このような状況下でも「人とのまじわり」を学べる実際の活動について下記から具体的に話していきます。

【団に所属する様々な仲間・姉妹】

前回触れたように、ガールスカウトは地域単位に存在する
「団」というグループ活動をします。
その「団」の中には、学校も年齢も違うスカウトが所属しています。

さらに、その団には大人も所属しています。
その大人の年齢層も18歳〜80歳以上(団によって異なりますが)と幅が広く
学校生活だけでは関われない人とも関わりが持てるようになっています。

コロナ禍の現在でも、感染症対策をとりながら活動を続けています。
対面の活動では野外で行うという対策を取ったり、SNSやWEB会議を活用して考える集会を行ったりと様々な工夫がされています。

また、ガールスカウトの”おきて”の中に下記のような文章があります。↓

私はすべての人の友達となり、他のガールスカウトとは姉妹です。

https://www.girlscout.or.jp/about/policy/

全国、世界にあるガールスカウトはすでに仲間・姉妹という考えなので国が違えど、共に活動できる仲間がたくさんいます。

幅の広い年代の人たち、様々な国の人たちと関わることで
「立ち振る舞い」や「言葉使い」、「思いやりの心」を早いうちに身につけることができて、私は本当に良かったと思います。

【私の「人とのまじわり」経験(国内編)】

私は大学生1年生の頃、県内の年少を対象とした1日交流会の実行委員になりました。
その際、実行委員の構成は大学生2人(私含む)、30〜70歳の大人4人でした。
毎年恒例の行事のうちの1つだったので、前例はたくさんありましたがより良くするために自分なりに発言したり、不慣れなメールをしたりと奮闘した記憶が強く残っています。

ここで初めて、社会に出る前に様々なコミュニュケーションの仕方を学びました。まだつい何ヶ月か前まで高校生だった私はできないことも多く、悩んだり間違えたり、失敗したりといろいろでしたが何とかやり遂げることができました。

日常生活やバイト、学校生活では経験できない
「リアルな年上とのコミュニュケーション」を学べたと思います。
今も年上の人とのコミュニュケーションの取り方は
この時学んだ方法で十分対応できていると思います。

さらに今その当時を振り返って、社会に出る前の若者はに必要なのは
悩んだり間違えたり、失敗できる環境だなと思います。
それを大人として怒るのではなく見守り、失敗をしたときに起き上がるために手を差し伸べることだと思いました。

【私の「人とのまじわり」経験(国外編)】

先ほど述べた、他のガールスカウトとは姉妹のお話です。
私はガールスカウトの経験として留学へ行きました。
そこでは、世界各国から集まったスカウトと共に生活をしていました。

もちろん、日常会話は英語ですが
姉妹という仲間意識でかなり親切にしてもらえたなと実感しました。

1つこの経験の中で特に印象に残ったことがあります。
それは「卐」「卍」この記号についてです。
クリスマスの日に、スイスではみかんに下記のような装飾を施す伝統があります。

ネパール人のお友達はクリスマス=祝い事という発想で、仏教で用いいられる良い意味が込められた「卍」を装飾しました。
ドイツ人の彼女がその装飾を見たときに「」ナチスの象徴として用いられていたこのシンボルが祝い事に相応しくないと激怒してしまったのです。

結果的にお互い知識不足によって起こってしまった衝突ですが、
このよう育った背景が違うことで衝突してしまうことがあると学びました。

国や年齢が違ったとしても、大切なのは
「お互いを尊重しあうこと」であり、「学び続けること」で他人を思いやることができるんだと学びました。

【「人との”まじわり”」ができないと
思いやりの心は育たない】

少し今までの話と毛色が多少違いますが、最近ようやく気がついてきた
ガールで学んだ「人とのまじわり」の本当の強さについて話そうと思います。

「思いやりを持った子に育ってほしい」
「思いやりを持った行動をしてほしい」
などなどをお子様に期待する親御さんは多いかと思います。
自分の子だけでなく、日常関わる人にもそれを期待する人もいるかと思います。

まず、一つ言えるのは義務教育中では「思いやり」は
道徳の教科書で教わるだけで実践は雰囲気でしかやらないということです。
要するに、知識として思いやりは理解しているが具体的に何が思いやりなのかは知らないで高校生にまでなってしまうわけです。

それはそうなのです。
基本的に学校では同じ年代の子達としか過ごしませんし大人は先生1人です。

お年寄りに優しく?学校にお年寄りと言えるほどのお年寄りは居ませんので何がお年寄りのためになる事なのかわからなくて当然です。

思いやりは、実際に困っている人に会って、実際に寄り添う経験がないと身についていきません。
さらに、誰かに助けてもらって嬉しい経験をたくさんしないと他の人にもやってあげよう!と思えません。

ガールスカウトの「人とのまじわり」を学んで良かった点は
「思いやり」をたくさん受けられることです!
一生懸命自分のために、悩んだり喜んでもらった経験が
今、私の人への思いやりを作ったと言っても過言ではありません。

さらに幅広い年代の方々と活動することで、よりリアルな社会を体験できるため”具体的な”思いやりをGIVE AND TAKEできるのではないかと思います。


最後までありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。

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