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ガールスカウトで身に付く生涯使えるスキル"自己開発"

しばらくぶりに、ガールスカウトのお話です。
筆者が考える、ガールスカウト活動をしてよかった!
と心から思えた「身についたスキル」について
お話ししていこうと思います。

「自己開発をする」スキルが身につく

結論から申し上げると、ガールスカウト活動をすることで様々なスキルが身に付きます。
と、あまりにも抽象的なのでもちろん説明していきます。

ガールスカウトには下記のような理念があります。

ガールスカウトは、少女と女性の可能性を最大限に伸ばし、責任ある世界市民となれるように活動しています。

この理念を実現するために、3つのポイントがあります。
自己開発、人とのまじわり、自然とともに。です。
今日はその中でも「自己開発」に焦点を当ててお話を進めていきます。


【地域に根ざす「団活動」】


ガールスカウトの活動は、基本的には最小単位の「団」という地域のグループで行われます。
そのためソングの記事の際にもお話しましたが、地域色が出やすい特徴があります。

逆に、全国各地に存在する団は同じ活動を全員でしているわけではなく、各団オリジナルの活動をしているということです。


なぜ一様ではないのか?の答えが
自己開発というポイントにあります。

団に所属する子達の意見が反映しやすいため、同じ活動をしていないのです。



【筆者の「団活動」の経験】


実際に私の所属している団では毎年恒例の行事以外にも
ガーデニングをしたり、落ち葉で遊んだり、クリスマス会をしたり…

イギリスでキャンプをしたり、グアムに行ったりと多種多様な活動をしてきました。

これも全て、スカウト(所属しているメンバー)の中に発案者がいてみんなで構想を練って実現してきた行事です。


幼ながらに、自分の意見がしっかり聞いてもらえて
それに対して責任を持って意見を言える環境は貴重だったなと感じます。



【自己開発の段階的な練習】


ガールスカウトは、「自分で考え、行動できる女性」を育てるノンフォーマル教育をしています。
そのため、学校とは違う”クラス”のようなものが存在します。
 
テンダーフット(未就学児クラス)
 
ブラウニー    (小学1〜3年生)
 
ジュニア     (小学4〜6年生)
 
シニア      (中学1〜3年生)
 
レンジャー    (高校1〜3年生)
 
リーダー     (大学1年生〜)

1学年単位とは違い、ある程度近い年の差があるグループで活動するので
知らず知らずのうちに、
自分がやりたいことは他の子もやってみたいだろうか?

お手伝いすれれば実現可能だろうか?
のような相手を思いやる気持ちが芽生えやすい環境にあります。



テンダーフット、ブラウニーの時代では

自分で「やってみたい」ということを発言する訓練
や、
やってほしくないことを「嫌だ」と相手に伝える訓練をします。

これは社会に出てからも十分役に立つスキルだと思います。



ジュニア、シニアになると
「やってみたいこと」をどのように「実際にやるか」という訓練をします。

年少の時に比べると、かなり協力したり話し合ったりという活動が増えます。

さらに、交流の幅も地域単位から県単位の活動にも幅が広がっていきます。



レンジャーになると、ついに年中行事以外は自分で考えてプロジェクトを進める活動になります。

さらに団を出て、全国単位、世界単位の活動にも繰り出すようになります。


このように、段階的に発言して実現する「自己開発」の練習を繰り返します。

自己開発だけでなく、実際に自分の意見を反映してもらえる成功体験も何度も繰り返すので自ずと自己肯定感も上がると思います。



【筆者の発言から実現した活動】


実際に、どれくらいのことが自身の発言から現実になったか1例をご紹介します。

先程、イギリスでキャンプ〜と書いたのですがそれが筆者の実現させたプロジェクトです。
ガールスカウトが持つワールドセンターの5つのうちの1つがあるイギリスへ
みんなで行きたい!という希望を実現させました。


実現させるにあたり、未成年の子達も安全に海外に連れて行って、無事に帰るというミッションは非常に綿密な計画が必要でした。

さらに、海外反対派の逆風にも耐えながらなんとか説得するのも、非常に骨がおれる作業でした…

半年以上話し合い、打ち合わせを重ね、他の団の海外経験者のご協力もいただいた結果、無事にプロジェクトは成功しました。


未だに、イギリス滞在の8日間より準備の方が結局記憶に残っています。笑



【社会にも活かせるスキル】


社会人になって、本当にガールスカウトをやっていて良かったなと思うスキルの1つが「自己開発をする」スキルだと思いました。

就職活動の際も、どの会社でどういうことがしたいのか?
ということを考えるのもほとんど苦労せずこれたのも良かったと思います。


会社で、突然
「若手〜。このプロジェクトで自分には何ができると思うか意見して〜」というキラーパスにも華麗に対応できたのも日頃の積み重ねだなと感じました。

ま、そもそもこんな質問してくる上司も上司なのですが。ね!



【まとめ】

今回は、”ガールスカウトは、少女と女性の可能性を最大限に伸ばし、責任ある世界市民となれるように活動しています。”というガールスカウトの理念の実現に向けた、3つのポイントのうち1つ目の「自己開発」にフォーカスしてお話ししてきました。


1、ガールスカウト活動は、団という地域単位の活動をしている。
2、
全国一律の活動ではない理由が、団のスカウトの意見が反映しやすいからである。

3、段階的に、自分にやりたいことを実現するプロセスを持っている。

4、自分がやりたいことを叶えやすい環境にいるため、自己肯定感も上がりやすい。
5、
年少の時代から繰り返し訓練するため、社会に出た後も使いやすいスキルが身につく。


ガールスカウト活動に限らず、小さなうちから自分で考え行動する癖がついていると、社会に出てもずっと使えるスキルになっていくので是非参考にしてみてください!

最後までありがとうございます。
またよろしくお願いいたします!

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