腰の爆弾
約2ヶ月前のこと、夜勤明けで帰ろうと思い、椅子から立ち上がろうとしたら、腰が痛すぎて自力で立てなくなった。何とか机を持って立ち上がることは出来たが、こんな経験初めてだった。
何とか痛みと戦いながら家まで帰り、次の日病院に行った。レントゲンを撮って、出された病名は「腰椎椎間板ヘルニア」。ヘルニアって聞いたことはあったが、いまいちよく分かっておらず、まあすぐに良くなるだろうと楽観的に考えていた。だがここからが地獄の始まりだった。
痛み止めもあまり効かず、毎日腰と足の痛みに耐えながら働いた。こんなに痛いのに介護の仕事をするなんて、自分の忍耐を試されているような気分だった。だんだんヘルニアの大変さが分かってきて、なかなか治らないということも知り、絶望的な気持ちになることもあった。でもありがたいことにこの悩みを聞いてくれる人たちがいて、気持ちはかなり楽になった。
だがしかし、体の方は今現在も良くなる気配なし。どうなることやら。
でも私はこの痛みを経験して、腰が痛い人の辛さが死ぬほど分かったし、職場のお年寄りの気持ちに寄り添えるようになったような気がする。自分で言うのもなんだが。
でもやっぱり痛みは自分にしか分からないものだなあ。