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HSPの私が鬱になって早期復活した話[7]~回復のきざし、仕事復帰の判断
前回の続きです。
15. 回復のきざし
平日子供のいない日は寝て過ごしていましたが、数週間たつと起きている事も増えてきました。
その間、調子のいい日はアマプラを見られるようになってきました。
(ちょうど流行り始めて半年頃の鬼滅を見たのもこの頃。。)
また、平日で主人が在宅勤務の日は、近所のランチに連れ出してくれました。
コロナ渦だったことや、もともと在宅勤務だったこともあり、私が巣ごもりしていても世間的には何の違和感も無く。
子供帰宅後は普段通りの生活が待っているため、平日の日中は体を休めることを大前提にしつつ、余裕のある日は少し活動することが増えてきました。
そんな日々を送っている中、療養を2か月続けたころのことだったと思います。
「なんか暇やな。仕事したいかも。」
ふと思ったのを覚えています。
そう、「暇やな」と思うことは、治療がうまくいっている証拠だといわれているのです。
療養当初は「気持ちが沈んで悲しい」もしくは「罪悪感や焦りのようなもの」のどちらかが私の脳内を占領していたのですが、ようやく「リラックス」することができたのです。(一時的ではありますが)
16. 仕事復帰の判断
休職して3か月頃の診療で、私の顔色や報告事項を見つつ、
「だいぶよくなってきましたね。来月から復帰してみましょうか」と医師から告げられました。
投薬や通院は約一年ほど継続しつつ、会社と相談しながら復帰の方向で行きましょうとのことでした。
会社にその旨を報告し、以下のような感じで復帰することにしました。
・復帰前に産業医と相談する
・勤務時間はそのままで、業務量を減らしつつ様子を見ていく
・何かあればすぐに会社(総務)に相談
不安はあったものの、休みすぎることにも少し焦りがあった(この感情はよくないのだけれど)私は、復帰には前向きでした。
以前の記事にも記載しましたが、当時勤めていた会社は鬱患者が頻発していて、その半数以上は治療の予後にかかわらず復帰せずに退職していました。
「同じところで復帰して、また再発するかもしれないリスク」と
「転職するエネルギーや環境の変化に適応するストレス」を天秤にかけたとき、前者の方が自分に負担がなさそうだと判断しました。
つづきます。