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オタクは推しの魅力を文字に起こして伝えよう

先日とあるTV番組を観ていた。嵐の櫻井翔が司会を務める「ベストアーティスト2020」
NiziU目当てで観ていたが、気付けばあるアーティストにわたしは目を奪われていた。

それは日向坂46である。
「この少女達、なんて可憐なんだ…」パフォーマンスを終えた彼女たちを見てわたしはこう言った。

「韓国のガールズグループもいいんだけどさ、やっぱり私は日本のアイドルが好きなんだよな。清楚や透明感を売りにしてる、あどけない少女たち「可愛い〜!!!」と反射的に思わず声をあげてしまいたくなるTHE・ジャパニーズガールズグループが好きなんだよ。やっぱり秋元康やつんく♂は天才だよ。K-POPと日本のアイドルは格が違うとか言う人いるけど、そうじゃないんだよ。それぞれの個性があるから。そこを見極めないと。」

突然早口で流暢に話し始めた妻の姿を見て、夫は「・・・そうか。」と一言残し、リビングを出る。

またやってしまった。好きなものを目の前にし、気持ちが高ぶるとつい口数多く喋ってしまう。

これは所謂(キモ)オタクの特徴である。その興奮の瞬間をどうしても誰かに伝えたい!伝えたいがあまり、空回りすべってしまう。

気をつけないと、とは常々思っているが思っているだけだ。


オタクと文章は相性が良い!?

しかしわたしは、物書きとして「言語化をすることに意味がある!」と思っている。

例えば「あのライブ最高だった!」「推しがやばい」と言っても、なにがどう最高なのか?どういったところがやばいのか?というのは人には伝わらず、自分だけにしかわからない状態。感情を言葉にしたら、それを細分化し、興奮を言語化しないと人には伝わらない。

最近は「オタクと文章は相性が良い」と思っていて、それはわたし自身がオタク気質な性格でもあり、アイドルオタクを長年やっている経験から感じたことでもある。
わたしの周りには数多くのオタクが存在していて、主観ではあるがオタクは文章力が高いと感じる。

オタクはリア充の対極にいる存在だ。

リア充の学生時代は、部活を一生懸命やって毎日きれいな汗を流し、学校帰りには仲良しの男女と混合でカラオケに行く。帰り道が同じ女子と自転車を引きながら帰り「好きな人とかいる?」なんて聞かれて、人生で初めて体験する胸のざわつき、ときめき…誰もが憧れた青春を過ごしている代表、それがリア充。

一方オタクにはインターネットしかしない。リア充のような青春を送ることは許されなかったが、インターネットは一生の味方。オタクはネットの世界では強い。普段口数の少ないオタクくんでも、ネットでは流暢だ。口をひらいて言葉に発しない分、思想だけが膨らんでいくため、文字を書く癖は自然とついてくる。そして文章力だけが自然と養われていく。

・・・ってそれはオタクじゃなくておまえの話だろうが。オタクじゃなくてぼっちだったわたしの過去でした。失礼。

まあ話は戻りますが、オタクには文才がある人間が幾多の数存在する。語彙力や表現力に長けているなぁと日々感じるのだが、その理由がさっきも話していた「興奮を言語化する」に繋がる。

オタクは推しのことを知らない人にも、推しの魅力を伝えないといけないという宿命を背負っているため推しのどんなところが良くて、最高なのかをしっかり言語化して周囲に伝える必要があるのだ。聞きました?なんてったって宿命ですからね!?

伝えるためには言語化は必須スキルとなる。


オタクは愛があるから魅力を伝えられる

わたしがブログを始めだした頃、あるブロガーの方の存在を知った。

この記事をすこし読んでもらいたい。

この記事を書いている方は"かんそうさん"という方で、主にエンタメ系の記事を書いている。ドラマ・映画・音楽のレビューなど。あらゆるカルチャーの感想(かんそう)を書いている。

はてなブログの読者は5000人以上。彼は超人気ブロガーなのである。

わたしは、かんそうさんの記事が大好きでいつもかかさず読んでいる。なんと言っても、彼は好きなものの魅力を伝えるのが素晴らしく上手なんです(上から目線みたいですみませんマジで尊敬してます)

そんな彼は、ものすっごい熱量とユーモアの交えた文で読者を毎回楽しませてくれている。
おそらく、そのユーモアの正体は語彙力の豊かさ。「こんな言い回し誰も思いつかねーよ!」という表現で読者を笑いの渦に巻き込む。

そして熱量の正体は、ではないかとわたしは思う。

やっぱり愛がないと魅力は伝えられないですから。かんそうさんの愛と敬意をたっぷりこめたレビューはいつ読んでも笑ってしまう。

それと同じで、オタクは推しへの愛が強いので魅力を伝える素質があると感じるのだ。

ちなみに先ほど貼った記事をきっかけに、わたしはSexy ZoneのFC(ファンクラブ)に入会しようかと考えだしている、この記事を読んでからまだ2日しか経っていない...セクゾ沼に落ちかけてる一人だ。言葉の影響力はすごい…。


ネットを通して布教していこう

オタクになれるほどの好きなものがあれば、どんどん文字に起こして魅力を伝えてほしいと思う。なぜかってオタクは熱量のある文章を書くことができるから!

普段から、推しのどんなところが好きなのか?どんなところが魅力的なのか?どんなところをみんなに知ってもらいたいか?と掘り下げてみるといいかもしれない。まあわたしも試行錯誤しながら書いている最中ではありますがね。

そして推し(好きなもの)を布教していってほしい。

布教というのは本来は、信仰・宗教の教えを広く行きわたらせることだが、オタクによる布教とは、自身の趣味や気に入った作品を周りの人達に広めることをいう。引用元:https://dic.nicovideo.jp/a/布教

10年前、ももいろクローバーにハマったわたしは、会う人会う人にももクロを布教していた覚えがある。「わたしももクロというアイドルが好きで・・・」と聞かれてもないのにいろんな大人にももクロの良さについて語っていた。

ももクロというアイドルが好きな変な若娘と周囲から認識されていたため、わたしのことを「ももクロ」というあだ名でいまだに呼んでいる友人が存在する(ひとりだけ)

この場合わたしは現実世界で布教していたが、インターネットを使えば多くの人間に推しの良さを伝えることができる…!

「ちょっと気になるからライブ見にいってみようかな?」「本を読んでみようかな?」と自分のおかげで、推しを気になってもらえたら万々歳ではないだろうか!あわよくばファンになってほしい!!

そうと決まればインターネットで推しの魅力を書いて世界に発信してみてはいかがでしょうか。改めて文字に起こすことで新たな魅力を気づける可能性もあり?あ、はい。わたしももちろん書きますよ。

好きなこと考えてるときって世界一幸せだもんね。わたしはオタクの文章が読みたい、この記事を書いたのはただそれだけです。

では、みんなで幸せになりましょう!!!!チャオ!!

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