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【児童扶養手当】シンママ・シンパパのみんなは受給額決定の計算方法知ってます?

こんにちは、もちこです🌷

今回はタイトルにもある通り【児童扶養手当】のお話になります。

去年のね、11月に【児童扶養手当 支給停止通知書】ってのが届いて、実際今年の1月に入金された手当が減給されてました。

【確かに去年ってかもう一昨年だけど、そのころの年収は今よりあったけど解雇されて今の年収は住民税非課税水準なんですけど😅】

とか思ったり…🥲

【母子手当が減額になると損した気分になるし、損をしない方法とか働き方ってないのかな・・・】
と思って。色々調べたり計算したりしました。

母子手当の他にも支払いとか税金とかいろんな計算しないと答えが出ないから、結構時間かかったけど・・・答えに近いところまでたどり着いたから、記事にしようと思います✒✨

いや~~~めんどくさくて後回しにした結果がコレよ😅💦

母子手当って、住んでる都道府県で支給の値段が若干違うって思われがだし、わたしも思ってたんだけど。
国の制度だから一律なんだって!!!

シンママ歴3年なるのにこんなことも分かってなかったなんてお恥ずかしい・・・

でも給料同じなのに、貰ってる金額高い人・低い人がいるのはなんでなんだろう・・・と思って。

これには母子手当計算専用の【控除】が関係あったんです。

そうゆうところまで噛み砕いて、このnoteを見てくれてるひとり親の方々のベストな働き方を見つけて、損なく過ごしていければいいですよね・・・ってことで!!!

今回は源泉徴収を元に、令和3年度の私の年収(課税)、令和4年度(非課税)の年収で比較してみたり。
母子手当の支給額の計算式だったり、まとめてみましたので気になる方はお付き合いください!

今後離婚するかもしれない方とか、扶養手当ギリギリ貰えてないけど計算わかんない方とか、参考になるかもしれないので、ぜひ最後までご覧ください。

▼▼▼本記事の動画がこちら▼▼▼

シンママもちこのyoutubeより

児童扶養手当の金額

youtubeの視聴者様からもね、質問来たりするんですが、
児童扶養手当は地方自治体で金額違うのかな?って質問が多いんだけど、国の制度なので都道府県関係なく金額統一となります👌

児童扶養手当の所得制限限度額表

令和4年4月分からの児童扶養手当の額

児童1人のとき
全部支給:月額43,070円

一部支給:所得に応じて月額43,060円から10,160円の範囲で決定

児童2人のとき
児童1人の手当額に次の額を加算

全部支給:月額10,170円

一部支給:所得に応じて月額10,160円から5,090円の範囲で決定

児童3人以上のとき
3人目から児童1人増すごとに、次の額を加算

全部支給:月額6,100円

一部支給:所得に応じて月額6,090円から3,050円の範囲で決定

厚生労働省

わが家のように子ども2人の3人家族の場合で説明します。

扶養家族が2人で子供も二人の場合、
所得が125万円未満は満額支給
 53240円/月 638,880万円/年 
となります。
所得が125万円~268万円でしたら一部支給
 一番小さい支給額で 15,250円/月 183,000円/年

児童扶養手当の所得制限限度額表を基に計算

児童扶養手当は、一般的に高校卒業までです。
例えばお子様一人とママの二人世帯で再婚もしないで育てた場合で考えるとします。
満1歳で離婚して満額を17年受給したら8,786,280円にもなる大切な手当ですよね!(※令和5年2月現在の支給額で計算)

児童扶養手当 支給停止通知書

ではさっそく、見てもらいたいのが実際届いた【児童扶養手当 支給停止通知書】なんだけど。


児童扶養手当支給停止通知書

支給停止の金額4,380円/月 年間にしたら、52,560円もの大金が停止されました。月々貰える金額は48,860円。

子供2人の満額支給は
43,070円+10,170円=53,240円なので。。。これは正直結構痛い😅

児童扶養手当の計算式

ところで、ひとり親のみなさんは、扶養手当の計算式知ってますか?

これが本当にややこしくて、勘違いしてる人も多いと思います。
私もずっとちゃんと理解してなかったんです。

まず扶養手当の計算に使う【所得】は源泉徴収票に載ってくる所得とは違います。これが本当に厄介じゃない?😅

実際私の令和3年度の所得は【1,594,400円】で扶養手当の計算に使われている所得は【1,414,400円】
18万円ピッタリ引かれてるんですよね。

なので源泉徴収票で出てる所得から、【更に控除】があることがここで分かりますよね。

★児童扶養手当の所得額の計算式
所得額=①年間収入金額-必要経費(給与所得控除額等)+②養育費-③8万円(社会保険料相当額)-④諸控除

厚生労働省

はい、こんなに文字をつらつら書かれると本当に訳が分かりませんよね。🥲
任せてください!分かるように努めます!(笑)

①年間収入金額-必要経費

会社にお勤めの方は源泉徴収票の【給料所得控除後の金額】から【10万円】を引いた額になります。
私の場合【1,494,400円】になりますね。

※自営業やお給料の他に収入があって確定申告を行う方は、「所得金額等の合計」の部分がそのままあてはまります。確定申告書を見てみましょう。

②前年に受け取った養育費の8割に相当する額

前の年の1~12月に受け取った養育費の8割の金額で、受け取ったのがお母さんでも子どもでもお母さんの所得に含まれます。

1カ月5万円の養育費を毎月受け取っていたら、年間60万円になり、その8割の48万円が所得に加算されます。

私の場合はもらっていないのでここは【0円】ですね。

※住民税非課の方でも、養育費を額貰ってたりしたら、母子手当は減額される可能性があるってことですよね。
養育費は所得に+されるわけですから😅

③8万

請求する全員に対して社会保険料相当額として8万円が控除されます。

※年末調整のとき税金の計算では社会保険料は全額控除されるのに対し、【8万円と固定】されていることに注意です。

④諸控除

ひとり親控除・寡婦控除は、児童扶養手当の所得の計算では、母や父でない方が子どもを養育している場合に適用されるので、ひとり親本人には適用されません。
(これ勘違いするよね、税金ではひとり親控除つくしさ😅)

医療費が多くかかった年には医療費控除、iDeCoをしていれば小規模企業共済等掛金控除が適用されます 。

私の場合はここも【0円】ですのでこれを計算式に当てはめていきます。

所得額=①年間収入金額-必要経費(給与所得控除額等)+②養育費-③8万円(社会保険料相当額)-④諸控除
1,414,400円=①1,594,400円-10万円+②0円-③8万円-④0円

もちこの児童扶養手当用の所得の計算式

ここで初めて児童扶養手当の算定に使う【所得】が算出されます。
もうこの時点でお腹いっぱい。(笑)

支給額決定算定式

もうね小数点第何位まであんのって感じですが・・・

第1子
 43,060円-(受給資格者の所得額-全部支給の所得制限限度額)×0.0230070(10円未満四捨五入)
第2子
 10,160円-(受給資格者の所得額-全部支給の所得制限限度額)×0.0035455(10円未満四捨五入)
第3子以降
 6,090円-(受給資格者の所得額-全部支給の所得制限限度額)×0.0021259(10円未満四捨五入)

厚生労働省

はい(笑)

でももうラストスパート👌
所得は先ほど計算済みだから、あとは当てはめるだけ!

一人目
43,060円-(1,414,400円-1,250,000円)×0.0230070=39,278円(10円未満四捨五入)で39,280円
2人目
10,160円-(1,414,400円-1,250,000円)×0.0035455=9,577円で9,580円
合計  48,860円/月

もちこの児童扶養手当の算定式

って計算で間違いないですね。なんでこんなにややこしいんだ・・・。

注意点

Q.「扶養義務者」とは何ですか?
A.生計を同じくする直系

離婚後、ご両親・兄弟姉妹など同居の家族は、扶養義務者として所得を確認されます。

離婚したら実家に戻る人って少なくないと思ううですけど、一緒に住んでるご家族が所得の面でもパパの役割を担っちゃうってことですね🤔💦

離婚後バタバタしてママは働いてなくても、同居のご家族に収入があれば児童扶養手当は受け取れない場合があるということです。

離婚後、ご家族と同居される場合は、要確認です。

この制度なんだよ!って思ってる。(笑)
私が離婚後実家に住まず別居したのはこの問題です。

実母がそのころ年収が結構あったので、役所に問い合わせたら、所得制限に引っかかって母子手当を貰えない可能性もある。って回答だったんですよね。
子供二人の場合の扶養義務者の所得制限は312万円で、超えたら1円ももらえませんから・・・

つまり扶養義務者の所得制限はもらえるか、もらえないかのみの判断材料だって役所で言われたんです。

でも扶養手当もらえなくても経済的に実家のほうが安定するでしょ?
って思うじゃないですか?

保育園料のワナがここにあって・・・😑😑😑

保育園無償化の算定方法

離婚当時わが家は住民税非課税世帯でした。
なおかつ、子供たちが3歳以下だったので、住民税非課税じゃないと保育料も無償化対象外で、実家で済むと経済的にはマイナス計算だったんですよ。
母と住むと、世帯を分けていても、母が課税していたら、そっちを算定者とみなされるんですよ・・・

意味わからん・・・・・・

※基本的に、同居している祖父母は利用者負担額(保育料)の算定者にはなりません。
ただし、ひとり親家庭で、児童の保護者の年間収入が103万円以下で、同居している祖父母がいる場合(世帯分離している場合も含む)、祖父母のどちらか所得の高い方を算定者とします。

内閣府保育園・幼稚園無償化概要

扶養親族の数の認識

扶養親族の人数が「0人」という設定があるのは、
例えば、離婚後も子どもはお父さんの扶養に入ったまま、お子様はママと2人で一緒に生活している場合です。

この場合だとママの扶養親族は0人になりますよね。

子どもが税金の扶養に入っていなくても児童扶養手当を受け取れる場合がある。ということです。

逆に、ママがご自身の親(子どもにとっては祖父母)を扶養している場合は、扶養親族にカウントされます。
なのでママが扶養している人数によって、所得制限が違う、ここも押さえておいてくださいね。

まとめ

お子様の数で【金額】が決まる。
扶養親族の人数で【所得上限】が決まる。
所得から児童扶養手当の控除を引いた額で【減額】が決まる。

こう覚えておきましょう!

児童扶養手当で損をしない方法

簡単に言ったら【確定拠出型年金】です。
これが小規模企業共済等掛金控除に当てはまるんですよね。
要するに今話題の【iDeCo】ですよね。

あとは医療費が高くなったら医療費控除・・・ですかね。

この控除を使うことで、所得上限10万程度とかギリギリ超えててもらえないママさんが最低額でも受給対象になれたり、減額されてるママさんの受給額が増えるんですよね!!

税金と同じように所得から控除額増やすことが児童扶養手当にも大きく関係するってことでした!!

iDecoで積み立てた全額を、年収から差し引いて児童扶養手当を計算してくれる!
例えば月1万積み立てたら、年で12万控除額増える
んです!

今年は積立NISAで投資するために節約して低所得なりにやりくりしようと考えて保険の見直しとか励んでたんだけど・・・
シンママはiDeCo優先案件かも・・・???

ただし、iDeCoは60歳まで引き出せないデメリットもあるので、ある程度生活に余裕ができてからじゃないと厳しいのが現実ですよね。
ひとり親は低所得、貧困世帯になりがちですから・・・

【年収192万非課税世帯と、年収240万課税世帯の比較】

年収から見る課税・非課税の比較表(もちこの源泉徴収票から作りました)

図を見てもらうと分かりやすいと思うんですが、これは私の令和3年度と令和4年度の源泉徴収票をもとに、所得とか税金とか手当額とかお国とズブズブなところだけでも計算してみたんだけど🤔

結局の差し引き金額(手元に残る金額)が178,390円しか違わないの。
年収は48万円も多いのに税金取られたり、手当減らされたりして、17.8万しか手元に残らないなんて。

え、ってことは30.2万円分税金や社会保険に支払われ、学童の料金とか免除されると4万円近く違うし、母子手当も減らされて、、、、わお🤣🤣🤣

給料にすると48万円って月4万円も変わるから、任される仕事の量や負担、期待も増えるのに、実際は月1.48万円しか増えてないの。

もうね、なんじゃこれ。って思うわけ。

こんな感じで、ひとり親で費用対効果見合ってない年収の方いたりするんじゃないでしょうか・・・。
ってことで次は【シンママのコスパがいい年収って???】について、突き詰めていこうと企画中です!!!

実際ご夫婦揃ってても、独身さんでも、税金や控除の兼ね合いで、
一番コスパがいい年収ってこのあたりかな???ってのがあると思うんだけど、ひとり親世帯の賢い働き方というか、コスパがいい年収っていくらなのよ!って思って。

計算・勉強頑張ります!!!

この記事のYOUTUBEVer.も是非見てみてくださいね🌷👍

シンママもちこのyoutubeより


【シンママもちこ】

profile

☑整理収納アドバイザー1級所持者
☑mama系YOUTUBER
☑WEBデザインスクール受講中

☑33歳 2児の母
☑手取り17万円正社員
☑公営住宅暮らし


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