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最近見た映画とイントロの話

お盆休み、特に予定も無く、アラサー独身の僕は時間を持て余していた。なので、映画館に足を運んだ。この時期、見たい映画が多く、予定も無いので自然と足が動いた。

「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:」を映画館で鑑賞した。内容は言わずもがな最高であった。で、ここで書きたいのはEDもとても最高だったということである。ぼっち・ざ・ろっくはアジカンオマージュが沢山詰まった作品である。主人公含むキャラクター達の名前や、アニメ各話のタイトル等、アジカンが所々見え隠れする作品なのである。ここまで書けば分かる方もいると思うが、この映画のEDはアジカンの名曲Re:Re:のカバーバージョンであった。アジカンが好きな僕は、Re:Re:のイントロがアジカンの曲の中で特に好きで、映画館で聞く、イントロ、アレンジされていたが、エンドロールで流れてくるあのイントロは堪らないものがあった。強めな個人的解釈であるが、エンドロールで流れるイントロ部分は、どの作品でも映画の余韻に浸るには必要な時間だと僕は思っている。Re:Re:はイントロ部分が長く、その分より映画の余韻に浸ることができて、映画の内容を更に+αで補強してくれた。帰り道ウキウキだったのは言うまでもない。

帰り道、イントロ良かったなぁ等と感傷に浸ってる時にふと、最近の曲はイントロが無い曲が多いな、と思い調べてみた。ネットの世界には、僕より先に同じことを思ってる方が多く、しっかりと調査した方の記事も出てきた。



結論から言うと、確かにイントロの無い曲が増えているらしい。音楽の聞き方が、サブスク出現により変わったと書かれている記事もあった。曲の頭で気に入らないと、スワイプする文化があるらしい。確かに、身に覚えがあるような気もする。そう言われれば。
イントロが無い曲が増えれば、友達と旅行行った時に車内でイントロドンするのも厳しくなるのかもしれない。あの瞬間が旅行のピークとも言えるのに、それを味わえないのは寂しいかもしれない。イントロで当てるのがイントロドンの醍醐味だ。歌い出しで当てるゲームはイントロドンでは無いと思う。

このお盆、もう一つ映画を見た。
「ブルーピリオド」
である。漫画、アニメがやっているのは知っていたが、今まで恥ずかしながら通って来ず、この実写映画で初めて作品に触れた。
正直、とても震えた。好きな事に全力をかけて努力し続ける主人公にも震えたし、邦画で初めて俳優の方々の演技に震えた。今までこの人の演技凄いなと思う事はあっても、震えた事は無かった。それぐらい、実写で見て良かったと思える作品だった。個人的に実写化作品で一番の出来ではないだろうかと思う。細かい感想を話せば、長くなるし、まとめきれる気がしないので今回は省きたいと思う。拙い文章力で申し訳ない限りだ。
そして、忘れてならないED、WurtSさんのNOISEという曲であった。軽快なドラムのイントロから入る曲、映画を見て感じた熱量の余韻を閉じ込めるには充分なイントロ。

映画には、イントロが欠かせないと思う僕の強火解釈を補強してくれるのに、最高な2作品にこのお盆休みで出会えた。

この2作品、もう一回観に行こうと思う。


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