メモが楽しくてアイディア溢れる私のノートの取り方
今日は在宅勤務でした。コーヒー片手に会議と資料作成がサクサク進み、とっても快適です~!オフィスと違って誰にも話しかけられないので、集中力抜群です。
でも、在宅勤務の前日は持ち帰る荷物が多い!PC、充電ケーブル、ノート。PC上でメモとればノート要らなくない?と思うかもしれませんが、私にとって手書きのノートはとっても大切なんです。
小さいころから手書きが好き
もちろん、PC上にメモするのってメリットが大きいですよね。コピペしてそのまま資料に貼り付けたり、「あれ~なんだっけ?」と思ったら検索してパッと遡れる。
でも、私は手書きにこだわります。理由は、
・私が見やすいレイアウトをサっと作れる(図や矢印、ふきだし、書く位置、覚えておきたいところにラインを引く、大きい字で書く)。書きながら考えを整理できる
・手書きの文字には、自信や不安が現れる。あとで見返したとき、書いた時の気持ちを思い出せる(自分の字をいちばんよく知っている私だけができること!)
・だからこそ、記憶に残りやすい気がする。
・なにより、手書きが好き
PCで打って記録していた時期もありますが、ただ作業しているだけという感覚でした。一方で手書きは思考が深まったり、頭が整理できる感覚です。
そういえば、小学生の頃から手書きが好きでした。周りの友達がパソコンを使い始めて、夏休みの自由研究もWordで打つ人がちらほら。でも、私は手書きでした。
運動会のあとに新聞を一人ずつ作る宿題がありました。競技結果などの事実を書いたり、リレーでアンカーだった友達にへのインタビューをまとめたり。この新聞、私すごく褒められたんです。筆圧が濃くて読みやすい。新聞一面に隙間なくぎっしりかけている。タイトル文字のレタリングがかっこいい。
嬉しかった。このころからずっと、手書きが好きです。
外回り中、ノートはぐちゃぐちゃ
大人になった私も、通勤バッグにはいつもノートとメモ帳を入れています。入社して3年間、外回り営業をしていました。この時も重さを気にせず持ち運びましたが、このころのノートはまーぐちゃぐちゃでした。
取引先の小売店を訪問して、立ち話のままメモを取ります。なので文字が乱れまくり!黒ペン1本以外使う余裕なく、真っ黒!ふきだしで強調するはずが、線がまがって文字と重なって取り消し線みたいになっちゃってる!とりあえず開いたページに書くので、どれがいつのメモかわからない!折れてるページもたくさん!
このころ使っていたのはFrancfrancのリングノート。表紙の花柄がとってもかわいいので、中のメモがぐちゃぐちゃでもあまり気になりません。ま、立ちながら書いてるから仕方ないか~と自分を甘やかし続ける日々でした。
メモの取り方を大きく変えた2020年
そして、2020年4月。コロナ騒ぎのなか、在宅勤務がスタートします。子お客先の訪問も極力控え、電話やZoomでリモート営業する日々です。
机のうえで椅子に座って書くノートは、これまでと比べ物にならないほど見やすい!文字の大きさが基本すべて同じなので、大事なところを目立たせやすい。
書く楽しさを感じて、たくさんメモしました。仕事以外でも中国語やソーシャルビジネスの勉強をはじめたので、そこでもノートへの記入を楽しんでいます。
ある時、偶然本屋で見かけた本、「メモの魔力」。あの有名な前田さんの本です。有名な方のベストセラー、本屋の入り口近くで派手なPOPと共に展示されていました。私は前田さんのファンではないけれど(ごめんなさい)、メモ大好きなので、タイトルに惹かれて読んでみました。
前田さんは見開き1ページを縦に4分割していて、一番右にはタイトル(後で探しやすいように)、左ページに事実を書いているそうです。事実とは、いわゆるメモ。覚えなければいけない会社のルール、耳にしたデータ、誰かが言っていた話などです。例えば、「バナナが好きな女性は洋服に月10,000円以上かける」*もちろんフィクション!
すごいのは、右ページ。まず、抽象化します。少し上の次元に持っていくのです。「フルーツを食べる女性は美意識が高く、ファッションにお金を多く使う」などでしょうか。ここでは、知った事実から自分が学んだことを書きます。
さらにすごいのは、その右。学んだことをどう自分に反映できるか書くそうです。私の場合、「フルーツ売り場で自社製の化粧品を宣伝できないか」という、新しいプロモーションのアイディアが生まれました。
このアイディアに基づいて企画書を作り、実際に売上をUPできてはじめて、聞いた話を自分のアウトプットに変えた!と言えます。このメモの取り方なら、何事も自分事とできるので、どんどん頭に入りますし、新しいアイディアも浮かびやすくなりました。たくさん思いつく感覚が楽しい~!
私流はもっと簡単
とはいえ、4ブロックすべてを埋め続けながら過ごすのはとっても大変。手が腱鞘炎になりますし、ノートを取るのがめんどくさく感じてしまいそうです。
そこで私は、前田さんのノートの取り方を参考に、自己流☆私がやりやすい方法で書いています。
メモを見れば何の話か分かるので、見出しは最低限。前田さんの「抽象化」「具体化」は、どっちに何を書けばいいんだっけ…と迷ってしまうので、どちらも区別なくふきだしにしています。ラインは1色、自分に特に覚えさせたいところは大きい字で書きます。
このnoteのヘッダー画像が実際の私のノートです。このスタイルで1年半書き続けていますが、見返しても見やすいですし、なによりアイディアを膨らませながらインプットできています。
学生時代は事実を書いたり問題を解くだけでした。C+O=CO2など書いても、そこからアイディアを持つなんて発想すらなく、覚えることが目的でした。天才児は、ここでも「酸素はこの構造→窒素も同じ原理。酸素濃度が低い山頂なら・・・」みたいなかんじでアイディアをゲットできるんだろうなぁ。
皆さんのノートの取り方もぜひ教えてくださいね。