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海外駐在員の仕事術
【OKY】と心のなかで叫んだことがあるだろうか。あると答えた人の多くは、海外駐在ご経験者だと思う。
海外駐在員。現地のスタッフと営業に出かけたり、販促イベントを企画したりする。慣れない言語だから思ったより時間がかかってしまうこともある。
だがなによりやっかいなのは、日本の本社から来るメールだ。こうしなさい、ああしなさい、あれどうなってる、等。こっちは現地で売上を作るミッションを達成しないといけない。そのために日々たくさんの業務をこなしている。なのに本社のみなさんは、そんなのおかまいなしにポンポンと指令を送ってくるのだ。OKY、オマエガキテヤレ。そう、多くの駐在員の不満の声だ。
割り込みが海外駐在員を怒らせる
dマガジンで愛読している日経ウーマンが、こんな投稿をしていた。
そう、まさに割り込み。本社からのメールやチャットは割り込みなのだ。いい知らせでもなく、私たちにすぐ役立つ内容でもない。すぐさま私の時間を奪い、ストレスを溜める。
今日も、来た。日本の開発担当からの質問メールだ。「この品番、中国でどんなお客さんが使っていますか?」「こんな商品どう思いますか?」など、質問と記述式解答欄がエクセルにびっしり30問以上並んでいる。
こんなにたくさん答えなきゃいけないなんて…と毎度逃げたくなるが、海外駐在員である以上仕方ないのだ。特にメーカーの場合、私のような海外営業職は複数商材を掛け持ちして担当している。一方で本社の開発担当は基本1人が1商材だけに集中して取り組むスタイル。なので彼らが細かい情報を必要とするのも仕方ない。私だって心の底では、彼らの質問に真摯に回答したいんだ。今後の商品開発に協力したい気持ちがないわけではない。でも、現地の仕事で既に手いっぱいなのだ。だから私はどうしてもいらいらしてしまう。
海外駐在員はこう対処する
そんな質問メールが毎日のように来る。このままでは毎日いらいらしていまう。対策したい私は、毎日17:00-18:00を本社からのメール回答タイムに定めた。回答タイム以外に届いた質問メールは一旦無視する。17:00になったら、キーボードをひたすら打つ。なにがなんでも1時間で終わらせるぞ!と気合いが入っているから早くキータッチできる。どうしても終わらなさそうなものは事前に中国人スタッフに内容を考えてもらい、当日か翌日の17:00までに提出してもらう。私がさっと翻訳してすぐ送信。
ここでポイントがある。クオリティより時短を重視することだ。質が高くても低くてもどうせ日本から追加の質問が来る。だから多少粗い回答でも問題ない!
私はこの対処法により、18:00の達成感と本社からのありがとうを手に入れた。なかなか爽快で、いつのまにかOKYという言葉を使わなくなった。
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