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さよなら大好きだった街(退職手続きが終了しました)

先日ついに、会社へ退職手続きをしに行ってきた。

前回の記事↓


退職するにあたって一番不安だったのは私物について。

ばたばたと休職に入ってしまい私物を持ち帰ることができなかった私は、のこのこと職場へ行って周りが粛々と仕事をする中、私物整理をするのはメンタル的に耐え難いなと思っていた。うちのフロアはお昼の休憩時間が部署によって細かく決められているので常に誰かが仕事をしている状態。あの場所でガサゴソやっている自分を想像するとそれだけで吐き気がしてくる。そのことを素直に人事の担当者に話すとそこは考慮してくれて代理でやっていただけることになった。

ありがたい・・・。

そんなわけで指定された時間にあまり人目につかない会議室で手続きをすることとなった。

めちゃくちゃ緊張して汗だくで出社したものの、人事の担当は終始穏やかだった。いろいろ書類に記入して今後の流れを説明してもらい、ああ、これで退職できるんだな、よかったな、と安堵した直後に、
「あ、部署のメンバーがあいさつに来たいみたいなんだけどいいかな?」
と言われ呆然。
「あ、え、はい・・・」
と、なんとここでNOと言えない典型的日本人な私が登場!!
確かに短い間とはいえ良くしていただいたしお礼を伝えたい気持ちはあるのだけれど。

そうなんだけどさ、どんな顔で会えばいいかわかりませんしぶっちゃけ会いたくありません!!!

心の中で叫んだものの、それを口にすることはできなかった。

人事担当に代わりに渡してもらうはずだった菓子折りを手渡し、ひたすら「ご迷惑おかけしてすみませんでした!!」ってメンバーに謝り倒して帰ってきた。いろいろ言葉をかけてもらったけど正直覚えてない。
(ちなみにエントランスまで送っていただきました(((衝撃!!)))

家に帰ってそのことを夫に話したら、
「適応障害でやめる人間に大勢であいさつに来るなんてどういう神経?ちょっと配慮がたりなくない?」
って代わりに怒ってくれた。

夫よ、ありがとう。


勤務してた場所は、私が長年住んでいた街でもあったのでこれでもうここに来ることがないんだなと思うと寂しかった。

この街には良き本屋がたくさんあって、私はすごく救われていた。
そのことを書いたのはこちらの記事↓

この頃は三か月後にこんなことになるなんて思わなかったよ。


寂しいけれど、今の自宅のすぐ近くで働くことも決まり(急にいろいろ決まったのでこれはまた今度書く)、これからは近接職住で生きていく。

いつかまた。私の大好きだった街。


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