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変化に弱い我が子

うちの子を見ていると、たびたび、繊細なんだな・・・と思うことが多々ある。

お休みが続いて久々の登園も、緊張するのか直前まで「抱っこして!!」とせがむし、明日から長期休みって時も就寝時にめちゃくちゃぐずる。小さいころから変化には敏感だったけど、最近自分の意思を伝えられるようになってからは一段とそれが激しくなった気がする。

お正月休みに入る前に私が先生方に年末のあいさつをしているのを見て「もう保育園には来られないかもしれない」と察した娘はなかなか保育園を出たがらずにギャン泣きしていた。帰ってからもそれは収まらず、「先生抱っこしたい!!」と言って長いこと泣いている姿が切なく、また、いつか来る大好きな先生とのお別れの未来をつい想像してしまった私もつい涙してしまうほどだった。

また、大みそかの夜も激しかった。
夫とともに、
「明日から新しい年だよ」
「今年はもう今日でオシマイなんだよ」
と大みそかの概念を説明していたのだが、「明日から何かがおきるらしい・・・」と大変な変化があると読み取った娘は、就寝時に「寝ない!!もっと遊ぶ!!」と大癇癪を起してなかなか大変だった。

お正月休みの間は
「先生会えない?」
と時々聞いてきて、お休みが終わったら会えるよと言うと
「先生会いたい~」
と言ってぐずることが度々あった。
その姿を見て、この一年の間に娘には、親以外にも大切な人ができていたんだなあと感慨深く思った。

四月に保育園に入りたての頃は、入園式後の大荒れとその後の登園時の泣き叫び様に、この選択はこの子にとって本当に良いのだろうか?親とずっと一緒に過ごしていた方が幸せなんじゃないだろうか?という考えがぬぐえずに親としても苦悩した。

それが、保育園も先生もお友達も大好きになってくれ、毎日楽しく過ごしている様子を見ると、変化に葛藤しながらもたくましく成長してくれたんだなと嬉しく思う。

来年はもう少しいろんなことがわかるようになって、新しい年を楽しんで過迎えられるようになるといいな。




子供が生まれる前は大好きな漫画の新刊の発売日を逐一チェックし、発売日当日に買っていたのに、最近は本屋にふらっと立ち寄ったときにいつの間にか発売されたことを知り、慌てて買って帰って読む、という感じ。それでも漫画を読むことは欠かせない生きがいの一つ。

登場人物の機敏な心の動きが丁寧に描かれていて、もどかしいし切ない。でもそうやって青春時代を過ごすこと自体が人生の輝きとなるんだって今は知っている私にとってはすべてが眩しい。

どうしても自分のことだけでいっぱいいっぱいになってしまっていた私の思春期に、この漫画がそばにあったらよかったのになあ。

娘にもいつか読んでほしい。

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もちこ
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