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【日記のようなもの】思い込み
今日娘が市役所に行った時のこと。
用事を済ませて、帰りにお手洗いに寄ろうとドアを開けたら、三人の老齢の女性達が出てこようとしたのでドアを押さえておいてあげたらしい。
すると、先頭のボスっぽい女性が、「そんな爪で役所の仕事が出来るんかいな」と言い放ったそうで、後ろに続く二人は決まり悪そうな感じで通り過ぎたとのこと。
「なんかドア持ってあげてて叱られたんやけど😅」と娘。
「若い子がドアを押さえて通り道を譲ったので職員と思い込んだのかも?」と言うと、
「いやー若い子でもそれくらい普通にするわ。若者舐めんなよ(笑)」と。
娘の服装は黒のトップスにグレーのパンツ。
お年寄りから見たら地味な組み合わせかもしれないので、そこから職員と思い込んだのか、あるいは振る舞いから思ったのかはわからないけれど、私達はたとえ第一印象で思った事であっても、他の情報が入ってきた時点で、第一印象と突き合わせてみて、何か様子が違うと感じたら、最初に持った印象を引き摺り下ろし、そこに相応しいものと置き換えていくという作業をする。しかし、それが年齢と共に難しくなっていくのかもしれない。
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市役所の人かな?
いや、この爪ではあり得ない。
なら一般の人か。
となるところを、もう本人の中でこの娘は市役所の人間というのは揺るがない事実となっており、こんな爪で仕事なんか出来ないだろう。
けしからん!一言、言ってやろう。━━と。
だいたい、名札をつけていないし、爪だけではなく、髪色もかなり明るくて、そこでまず気づいてよってことなのだけれど。
お年寄りが頑固だと言われるのはそういうところからきているというのもあるかもしれない。
自分も頭を柔らかくしておかないと、と自戒する出来事だった。