自分の強みで貢献すればいい
「自分は苦手なことが多い」
「自分は人よりもできないことが多い」
と悩んでしまうことはありませんか。私もそのようなことが多く、いつも自分を責めていました。
でも、視野を広げてみると誰にだって苦手なことがあると気づきます。
今回はそんな悩みを私がどのように解決してきたか実際の場面を提示しながら紹介します。
「自分の強みで貢献できればいい」
さっそくいきましょう。
中学校教師の私は部活動の顧問をしています。
基本的には主顧問である私が技術指導をしていますが、部活動に関する仕事はこれだけではありません。
練習計画を立てること、部費やPTAからの分担金の管理などの会計の仕事などがあります。部活動の運営費は様々な出所があるので管理が結構大変です。
私はこれを管理することがとても苦手でよくミスをしてした。
子どもに関わることは得意なのですが、会計のようなミスの許されない細かな作業には強いストレスを感じます。
逆に副顧問の先生にはお子さんがいらっしゃって部活動の指導のための時間をつくれないという悩みがありました。
そこで、副顧問の先生とこれらの役割を分担しています。
子どもの指導は基本的に自分が中心となって行う。会計などの事務作業はお任せするというような形態をとっています。
このように役割を分担することでお互い、納得のいく働き方ができています。
また、学級経営でも役割分担を意識しています。
4年目になり、ほとんどの子どもとは良い関係を築けるようになってきたのですが、クラスでどうしても距離がひらいてしまう控えめな女の子のグループにいつも悩んでいました。
自分は全員と均等に接することができていないと自分を責めたことは何度もあります。
しかし、今はそういった子どもたちともある程度、良い関係を築けています。
もちろん、自分と合わないタイプの子ども、控えめで先生と話すことに苦手意識のある子どもは今もいます。
そんなときは副担任の先生を頼るようにしています。
定期的に副担任の先生に「今日○○さんどんな様子でした?」のような感じで確認するようにしています。
副担任の先生に話しても良いか確認を取った上でその情報をもとに会話をしています。
「〇〇さん、昨日〇〇さんと遊んだそうですよ。」と教えてもらったら、その子に「〇〇さんと遊んだんだってー!」と話しかけます。
些細なことですが、小さなところから関係を築いて行くのが大切だと思います。
また、先生同士の関係性の良さはダイレクトにこどもと先生との関係性の良さに繋がります。このような理由からも、日頃から情報共有をすることは大切です。
みなさんの勤務されている学校・会社はどうですか?
一人一人の強みが生かされているでしょうか?
私はクラスもそのように緩やかなつながりの中で自分の強みを活かせるものであればいいなぁと思っています。まだまだ上手くいかないことが多いですが、これからは多様化していく子ども達や働き方に応じた組織マネジメントが必要だろうと思っています。
先生が働く職員室もそうであってほしい。先生方一人ひとりの個性を生かす学校運営ができればいいなぁとそのような立場にないながら考えています。
人それぞれ苦手なことがあれば、得意なことがある。
苦手なことがあるなら、自分を責めずに仲間を頼ろう。
自分の「強み」をいかせるところで貢献すればいいのです。
皆さんの学校の取り組みも教えていただけると嬉しいです。
それでは!
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