![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101292622/rectangle_large_type_2_090716c6ef7d40534c1527b0352ed9fc.png?width=1200)
障害者の未来に寄り添う?自立やスキルアップを応援! UNROOF JAPAN ②~工場見学&インタビュー前編~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
前回は、障害者雇用に力を入れていて、障害を持っている人の自立やスキルアップを応援している「UNROOF JAPAN」さんの会社紹介をお伝えしました。
今回は職場見学&インタビュー前編です。
“ 職人という道について ” や “ 特性が強みになる ” ことを書いてます✨
【 UNROOF JAPAN 】
HP:https://unroof.jp/
note:https://note.com/unroof_japan
インスタ: https://www.instagram.com/unroof__official/
■職場見学しました
![](https://assets.st-note.com/img/1680059067050-2B3Fq9xRlZ.jpg)
【働いている様子】
UNROOFさんは、白をベースとした作りなこともあり、とても明るい空間でした。
その中で、みなさん黙々と仕事をしています。
1人がすべての工程を完成までするので、
自分のペースで自主的に動いています。
とはいっても、技術の人と相談している様子もあり、相談できる人がいて、もくもくと作業出来る場があって、安心して作業出来る環境を感じました。
【どんな工程があるの?】
裁断、ミシン、糊付けなど様々な工程があります。
裁断用の大きな機械もありました。
全てハンドメイドで制作しています。
Makuake(マクアケ)で数量限定 先行販売を開始した名刺入れ
のページに作業の工程が載ってましたので、一部紹介します。
普段使っている名刺入れですが、名刺を入れやすくする工夫や細かな処理によって使い勝手を考えられているのですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1679978282822-0uICdLdx1c.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1679978290976-Rpicr71G6P.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1679978301107-dlHV7G6Lo0.png)
【休憩中の様子】
15時の休憩で、数名でカップやお菓子を持ちながら過ごしている姿も見られました。
休憩室もあるようで、みなさんお菓子を持ち寄って一緒に話が盛り上がったり、静かに過ごしたりその時の調子によって過ごしているそうです。
私が行ったときは、作業するところの机を囲みながら立話をしている様子がありました。
■インタビュー前編
![](https://assets.st-note.com/img/1680057918020-D5gG6Gajv6.jpg)
【UNROOF創業と障害者雇用】
車椅子の高橋さんが立ち上げました。
現在はボーダレスジャパンの方で活躍されているということですが、
身体の障害当事者というところもあり、障害者雇用に対しての意識が強くあったようです。
UNROOF(アンルーフ)の名前の由来も天井がない状態ということを意味しているようで、特に精神障害の方の給与水準、雇用率、評価(可能性)の天井がない状態にしたいという想いがつめられています。
そして、創業からずっと
障害のある人を一流の職人に育てていくことをミッションにしています。
一流の職人になるために、プロの革職人から技術指導を受けながら着実にスキルを身につけられる環境を用意しているといいます。
【スキルアップについて】
障害者雇用という形ですと、単純作業や業務を切り出しすイメージも多くありますが、
UNROOFでは、スキルや能力が身につくことで、キャリアアップをしていき、他に行ったときにも活躍できる人材を目指していると言います。
組立の一部だけをやることも、製品の作業工程としてはできますし、その方がもしかしたら効率的な面もあるが、裁断だけをやっていた、のり付けだけをやっていたとなると、
その次のキャリアを考えたときに、転職や別の工房に行くなどの時にも、一部分よりも全体を見ていた経験の方が、いきてくると考えています。
もちろん、もくもくと1つの作業を出来るというスキルもあると思いますし、そのなかで少しでも作業スピードを上げるなど目標を持つことも出来ると思いますが、それは全体を知ったうえでやる方がもっとよいのではないかと考えているといいます。
そのため、1つの製品を完成まで1人でできるようにステップをふんでいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1680057846328-GQXrACAe2t.jpg)
【職人としてのプライド】
障害がある人が作っているからしょうがないよねって思われちゃうのは絶対いや、
本当に素人目にはわからない程度に、少し糸が出てたりとか、縫い目がわからない程度に曲がってたりとかした時に、
「障害のある人が作ってるから仕方ないって思われるのはいや。
だからこそ細かな点にもこだわって作っている!」
障害の有無ではなく、本当に良いものを届けたいと思って作っていると、メンバーにいわれたと言います。
職人さんのプライドが見えました。
このエピソード聞いてハッとしました。
世の中の優しい人は得に、「仕方ないよね」とおおめに見ていることはないだろうか・・・と、
作っている人が、子どもだから、シニアだから、障害者だから、そんなことはプロとしては関係ないよねと教えてもらいました。
ちなみに、私は優しい方ではないので、値段に見合ったいいものを買いたい想いがあります。
UNROOFの商品は信頼出来そうだなって思ったエピソードでもあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1680057908708-iZDB2KgKi9.jpg)
【こだわりがあるからいいものが作れる】
発達障害の多くのかたにいわれている「こだわり」ですが、職人さんとしては、特に大事な特性になるといいます。
「こだわりがあると、いいもの作れると思っていて、一般的にはそこまでこだわらなくていいでしょという部分もしっかりとこだわり、納得できるところまで仕上げるというのは、強みだと思う。」とお話いただきました。
妥協がない、甘えがない状態を常にたもつことってなかなか出来ることではないですよね。
特性が強みになっていることを感じました!
そして、こだわりがある人が。 やっぱり伸びる。
といいます。
ここ、もうちょっとこうしたら良くなる、という視点をいつも持っている。
良いものをの作りたいとこだわるから、努力もして、スキルをどんどん身につけていくそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1680567800384-eVhr9F6fVC.png)
■最後に
最後までありがとうございます!
他に行ったときにも活躍できる人材を目指している
この言葉ですが、サイボウズでも似たエピソードがあります。
一時期、新人研修で「いつでもサイボウズを辞められる人間になれ」と言われていたみたいです。
どこでも活躍できるような人材になってねという文脈だったそうですが、とても近しい考え方だなと思いました。
次回は、インタビュー後編、今後のUNROOFさんについて聞いてきました。今が変化の時でもあり、柔軟に対応されているのを感じました。
ぜひ来週もみてくださいね。