【障害者雇用①】~働きたい人が働きやすい環境を!「奥進システム」そもそものはじまりは~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
今週から障害者雇用を長年やっている、奥進システムさんのお話です。
働き方についての疑問から、障害者雇用に至るまで、そしてほとんどの従業員が障害者雇用!!
全4回のシリーズです。
〜奥進システム〜
Webサイト:https://www.okushin.co.jp/
X(Twitter):https://twitter.com/okushin_sys
■奥進システム
〇会社紹介
奥進システムさんは、中小企業向けの業務管理システムを受託開発している会社です。
開発事例はこちら
https://www.okushin.co.jp/system/examples.html
丁寧にヒアリングをして、それぞれの悩みを聞いて、解決するためのシステム開発をしています。
また、ホームページの制作と保守もしております。
〇もにす認定や表彰
奥進システムさんは、厚生労働省が層会社雇用優良中小企業を認定する、
もにす認定を受けています。
他にも、
「ダイバーシティ経営企業100選」
「大阪府障がい者雇用貢献企業(ハートフル企業)顕彰にてハートフル大賞」を受賞など、
障害者雇用の取り組みが評価され、表彰される機会が増えてきたといいます。
そんな奥進システムさんは、
障害者雇用が役員1名、社員9名、障害者雇用ではないスタッフは役員1名に社員1名という、障害がある方が多数の会社なのです。
今回は、20年という時間を、障害者雇用や働き方に関しての活動をしてきた
奥進システムの代表、奥脇さんにお話をうかがいました。
■そもそものはじまりは
〇そもそも働き方を考えた
奥進システムさまは、
もともとは障害者雇用に力を入れようと思ったというよりも、
働き方について考えて、整えてきました。
もう20年にもなるということで、
世の中に「働き方改革」「テレワーク」という言葉が出る前からになります。
きっかけは、新卒でエンジニアとして、
日本のメーカー勤務だった奥脇さんの経験から。
繁忙期には残業が200時間、結婚しても単身赴任で子どもにも会えない。
そんな生活をしていたといいます。
もともと30歳で独立はしようと思っていたんですけど、
技術者ですし、自分の技術をどれだけ世の中に試せるのかっていうことを考えていました。
そんななかで、結婚して退職する女性社員や、
出産を控えて退職する女性社員も多いこともあり、
働き方が柔軟であれば、そういう人も退職しないですむのではないか
そういう考えになってきます。
残業ゼロとテレワーク
ここをベースにしたら、就労困難なかた、
もしくは家から出たくない人とかが働けるかなと思っていました。
〇最初はシングルマザーの働きづらさを考えた
最初、一緒に働こうと思って考えていたのは、シングルマザーの方でした。
と、奥脇さんはいいます。
やっぱり、お子さんのお世話をしているから、
出社して仕事するのも難しいっていうのもあるし、
そういう人と働けるのではないかと、いろんなところをまわりました。
出社して仕事をすることがむずかしい人と考えると、
障害のある人もいるんじゃないかな。
と、障害者雇用についても視野に入れて、今に至る感じです。
そこから、ちょっとずつ人を増やしています。
障害者の職場体験を毎年しているのですが、
その中でうちの会社をとても気に入ってくれる人がいて、
そういう人に入社をしてもらっています。
現在は、障害者雇用が役員1名、社員9名、
障害者雇用ではないスタッフは役員1名に社員1名
障害者の人の方が多数を占める会社になりました。
〇見学や実習の受け入れというご縁
奥進システムさんは、障害のある人の見学や、
実習の受け入れを継続しております。
そういったご縁からの入社も増えています。
また、長く働かれる方が多いそうで、
平均勤続年数は10年を超えているといいます。
働く意欲や、能力があるのに、
働く環境やそれぞれの事情で、
働く機会を得られない人と一緒に働きたいという、
奥脇さんの想いは今も続いています。
〇トップが発信し続ける
コロナ渦では、100%テレワークでした。
でも、今は部署によっては出社しています。
そこは、部署によって任せています。と奥脇さん。
出社した方が、はかどることがある。
出社した方が、コミュニケーションとれる。
それなら、出社したらいいよ。と、言っています。
「そう思ってるんなら、そうしたらいいよ。
僕はそう思わないけどね」って言っています。
あった働き方を選べばいいとは思うけれど、
会社のトップとしては、
残業ゼロ、テレワークを推奨して、
働きづらさを抱えている人と一緒に働けたらと思っているので、
僕としては、「残業ゼロ」、「テレワーク」でよいと思っていることを発信し続けています。
トップが推奨しているからこそ、テレワークも選択しやすくなっていることを感じました。
■最後に
最後までありがとうございました。
働きづらさを抱えている人と、働きやすい環境で、
一緒に働けたら。そう思っていた奥脇さんが、20年も障害者雇用を続け、
ほぼ障害者雇用で仕事をしている。
当事者の人たちがきちんと力をもって、役割をもって仕事をしているということですよね。
次回は奥進システムさんのそんな長年の経験についてのお話です。
次回も見てもらえると嬉しいです😊