【多様な働き方③】人に寄り添い働き方を生み出す「NIMO ALCAMO」~働き方の歴史と未来~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
既存の働き方にはマッチしない人の新しい働き方を作っている
「NIMO ALCAMO」さん
前回は、制度を超えた働き方についてお伝えしました。
今回は、なるほど〜と思った働き方の歴史や未来についてです!
▼以前の記事
①多様な働き方の実現
②制度を超えた働き方
〜NIMO ALCAMO〜
Webサイト:https://nimoalcamo.com/
note:https://note.com/nimoalcamo1111/
■働き方の歴史と未来
〇できることを活かしてきた過去
仕事の歴史でいうと、それまではみんな、
できることをやっていたと思うんですよね。
とプッシュさん。
農村とかでも、そういう集落単位で障害があろうがなかろうが、
自分ができることを、できる範囲でやっていた。
そして、できる範囲を増やしていったんです。
それは、障害者だけじゃなく、
子どもでも大人でも高齢者でも誰でも、
自分ができる範囲でやっていました。
だから、そこに障害者も何もなかったんだけど、
1つのことでも、評価基準が生まれてきて、
そこから働ける人と働けない人に別れていくことになってきたんです。
そして今、障害者に関しては、雇用率なども含めて、
雇用を促進していて、雇用も進んでいると思いますが、
ギリギリ対象外など、支援が受けられない人が苦しくなってしまう。
制度を作ると、どうしてもギリギリのラインの人が苦しくなるんですよね。
プッシュさんのお話を聞いていて、
多様な働き方や、ワークルールを柔軟にすることで、
「誰もが」、「自分ができる範囲で」働くことができる。
過去に当たり前にあった、そういった社会を作っているんだなと面白く感じました。
〇固定概念を打破する〜柔軟な働き方の未来〜
今の 、
9 時出社~18時退社みたいな仕組自体は、産業革命からきています。
産業革命で、工場で一斉に機械を動かさないとならない。
そういう働き方になった時代、働く時間の設定がされたんです。
今でも、機械を一斉に回さないといけない職場もあるだろうけれど、
多くの場合は、みんなが同じ時間に出社している方が、
コミュニケーションがすごく楽だから、
そういう理由で当たり前になっていったんです。
でも、やり方を変えることで、
もしかしたらそういう働き方でなくてもよいことは多いのかもしれないと思っています。
そういった、
当たり前になっているルールや仕組みがあることで、
働けない、働きづらい人も多くいるとも感じているので、
みんなが同じようにシステムを見たら情報があって共有ができるとか、
今のルールに縛られない働き方を増やしていきたいと思っています。
〇広がる働き方の可能性
業務委託に可能性を感じていると、プッシュさんはいいます。
雇用契約とかは、労働者を守る役割も果たすので、
簡単に解雇されないとか、
その制度やルールの中で働ける人であれば、
労働者を守ることにつながっています。
労働者が弱い時代があったから、
今のルールや制度になってきた歴史があります。
それもあって、就職活動、転職活動などの選考が厳しくなるんですよね。
雇用した後に会社側から辞めさせることが容易ではないので・・・
でも、選考が厳しいということは、
現在働いていない人にとっては、
働くハードルが高くなるということでもあります。
そういった契約の仕組みや、最低賃金など、
どんどん働き始めるハードルが上がってくると、
求められるパフォーマンスが出せない人は働けなくなってしまい、
働けなくなった人はどうなるのかと思っていたんです。
自由度が保証されている、
福祉の B 事業所などの働き方はありますが、
障害者手帳を持っている人が使えるので、
誰でも活用できるわけではないんですよね。
だれでも、そんな働き方を選べてもいいのではないか。
今の仕組みでそれをできるのが、業務委託という働き方。
僕はここに多様な働き方の可能性があると思っています。
〇新しい働き方をつくっていく
企業やお店などの相談にのったり、
コンサルもしているというNIMO ALCAMOさん。
24時間いつでも働けるなど、
柔軟な取り組みを、企業に取り入れることは可能なのか聞いてみました。
一応、条件が細かくあるので、
その条件に合わせているところってなると結構狭まってきますね。
例えば、納期がある程度ゆっくりでないといけないから、
野菜とかは無理なんです。
1日遅れるとすぐに悪くなるみたいなものは、
いつ来てもいいよって言えなかったりするんです。
でも、冷凍のものとかだったら、1日たって腐ることはないので、
そういった、賞味期限とか足の早いには向かないというものがあります。
あとは、工程を分割できるもの。
例えば、3人で同時にやらないと動かせない機械とかだと難しいです。
1人で行って、1人でも作業ができて完結できる。
そういった、いろんな条件があるので、
導入できる業種、職種はある程度限定されるというのはあります。
でも、やってみることで、だいたい
「あー、こういう条件があるな」っていうのが見えてくるから、
それを整理していくんです。
アバターの接客でもそうで、アバターにできることは何で、
できないことは何、どういう業種と向いていて、
どういう業種だと合わないのか。
そういうことは、やってみることでわかってくるんです。
いろんな企業さんから相談があった時に、
いろんな条件があっていて、
導入できるところもあるかもしれないけれど、
多分そんなにスムーズにはいかなくて、
どっちかというと、
その企業さんの中に今ある、
仕事のルールをちょっと変えるとか。
役割を見直して、もっと分割したり、権限の譲渡をしていくとか、
そういうことで、柔軟な働き方に変えていくことができるのかなと思っています。
■最後に
最後までありがとうございました。
働くことの歴史を教えてもらったら、手伝えることは誰でも手伝う、
それが仕事になっていたこと、自然と仕事をしていた時代から、それぞれの理由があって、今の働き方ができてきたことを感じました。
そして、まずはやってみること、固定概念に縛られないことで、新しい働き方を作っているんだと感じました。
次回は、人に寄り添う仕事づくりやこれからのお話しです。
次回も見てもらえると嬉しいです😊