【助かり合いを大事に②】同じ社会を生きる人の困りごとと向き合う「場づくりネット」〜上田で広がる助かり合いの輪〜
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
さまざまな相談を受けたり、やどかりハウスというゲストハウスとして駆け込み宿をやっていたり、地域をつなぐ活動をしている「場づくりネット」
前回は、つながりあっているさまざまな活動をご紹介しました。
今回は、場づくりネットの元島さんが上田に移住して広がってきた助かりあいについてです!
▼以前の記事
①つながりあうさまざまな活動
〜場づくりネット〜
Webサイト:https://buzzcre.net/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100066931763954
インスタ:https://www.instagram.com/yado_kari_house/
■上田で広がる助かり合いの輪
〇ひとのまを一緒に立ち上げた
今回お話しをお聞きした、元島さんは、
なんと、以前紹介した、「ひとのま」を宮田さんと一緒に立ち上げた方でした!
宮田君と一緒にひとのまを立ち上げて、
しばらく一緒にやっていたのですが、
関わっている電話相談の事業で長野に拠点を作ることになり、
また自分としてももう少し違う活動をしたいと思っていたところだったので長野に移住しました。
じゃあ本格的に長野に移住して、
長野で何か作りたいなっていうのがありました。
〇元島さんの上田での新しい暮らし
富山から長野に移住した、元島さん。
元々の出身は熊本だといいます。
熊本出身です。宮田くんが福岡で、大体同郷っていう感じで、
富山で一緒にやっていました。
富山に行く前に1年だけ上田に住んでいたことがあったんですよ。
いろいろなことを、自分たちで勉強しようっていって、
いろんな施設もあるなかで、長野のNPOで不登校の子を預かったりしている、面白い取り組みをしているところがあって、
1年だけ勉強させてもらっていたんです。
そういったご縁もあり、友人も住んでいる上田で物件を探して、
どこかに空きはないかねって相談していて、
空いたよって連絡来たので、家族で上田に来ました。
あと、温泉に毎日入れる環境も魅力の1つです。
〇電話相談の拠点を広げて
東日本大震災をきっかけにして始まった、
24時間対応の電話相談があるんです。
24時間365日、電話で、どこからでもかけられて、
いろんな支援につながることができる窓口を作ろうという運動が、
東日本大震災の時にあって、
僕らも立ち上げから関わっていて、その拠点が富山にあって、
長野にも新しいセンターを作りたいっていう構想があったんです。
僕が富山にいた時に、長野のセンターとして動きだして、
やっぱり、上田が何かが起こる土地だと思っていたので、
福祉系の大学があるので、そこと絡んでいろんなことをしたいなとか。
〇文化とコミュニティが息づく街、上田
上田はすごく面白い土地です。
といいます。
社会運動がいっぱい起こるまちなんですよ。
昔からそういう土地で、江戸時代とかでも、
一揆の主謀者を一番出したのがこの辺の地区なんです。
そういう人が多い土地でね、面白いんですよ。
例えば、この人はどうやって食べて生きてるのかな?
っていうような人がたくさんいる街でですね。
むしろ、そういう人が尊敬されているような街で、
いろんな運動が、もうボンボン起こるし面白くてね。
本当に面白いんですよ。まちづくりっていうかね。
古本屋もすごく多いんです。
文化的な土壌がすごく高いところです。
人口の規模からすると、映画館も多いし、
古本屋さんも多いし、そういうところで、
いろんなイベントやってみたり、コミュニティがあったり、
いろんなコミュニティが多発できるところも魅力です。
活動やっていたりして、困りごとを抱えて劇場に駆け込んでくる人を起点にして、いろんなコミュニティが発生していく中で、
映画館なんかでも演劇とかでもやどかりハウスの個展を開いてくれたりとか、そういういろんなことが街ぐるみで起こっている感じで、
大事にしているっていうかね。
楽しんでいるって感じなんですけどね。
○やどかりハウスと助かり合いの精神
コミュニティの1つに、「女性の自立のためのお茶会」っていうのがあって、これは元々、やどかりハウスで始まったものです。
やどかりハウス自体は、
1泊500円で誰でも困ったら泊まれるよっていう場所なんですけど。
どなたでも困れば、っていうのでやってきて、
3年間で1700泊、470名ぐらいの方に利用してもらっていて、
本当にたくさんの困っている人が駆け込んでくるところです。
公式ラインには、600人くらいいます。
毎日のように、1日2〜3人とかそういうレベルで、
劇場に駆け込んでくるんです。
お話を聞いて、泊まってもらってっていう形でやっているんですけど、
最初の頃は、困っている人がいて、
その人に対してソーシャルワーカーがご支援をするというか、
そういった立て付けだったんですけど、
やっぱりその支援する側、される側っていうのが、
なんていうか求められているあり方じゃないですよね。
なので、そうじゃないやり方を模索して、
その動きの中で、
今僕たちは「助かり合い」って呼んでいるんですけど、
助かり合う私たちへっていうふうに活動しているですけど、
ある女性がパートナーとの関係で、困っているんだけど、
自立することが、なかなかできないっていうか、
社会に出るっていうことに対する判断とか、
いろいろなことで困っていました。
そういう悩んでいる女性とかの話を、僕ら支援員じゃなくて、
やどかりハウスにたまに来てる人に話を聞きたいって公式ラインで流したら、
私も話せます、私も私も、ってもたくさんの人から連絡が来たんです。
だから、これがやっぱり大事なんだなって思って、
じゃお茶会やりましょうっていって始めたら、
本当にたくさんの方が、毎回来るようになって、
そこから派生して、刺繍部っていう刺繍する部活ができたり、
サポーターズができたり、いろいろなコミュニティが次々に発生して、
それがまた上田のいろんなところであります。
■最後に
最後までありがとうございました。
助かり合う私たち、誰かの役に立てることも、たくさんの誰かが自分の話を聞いて話をしてくれることも、とても力になりそうです。
そういった関係づくりを街としてできそうと上田という街を面白いと語る元島さんがとても印象的でした!
次回は助かり合いと文化の共生、コロナの時に生まれた新しい取り組みについてです。
次回も見てもらえると嬉しいです😊