![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110421341/rectangle_large_type_2_dd46bf565a83a0fd1dc360122f2e160d.png?width=1200)
【障碍者雇用】① 楽しく、“100人100通り”を実践!暮らしランプさま~活動紹介&特徴編~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
障碍者雇用の取り組み第5弾です!
京都の「暮らしランプ」さんにいってきました。
これから、4回+1回のおまけ編の、
全部で5回のシリーズで毎週公開して行きます。
今回は、活動紹介&特徴をお伝えします。
訪問して、私も、とても楽しい時間を過ごしたのですが、利用者さん、スタッフさん、関わる人すべてが楽しそうだったのが印象的でした。
〜暮らしランプ〜
Webサイト:https://kurashi-lamp.or.jp/
インスタ:https://www.instagram.com/kurashilamp/
Facebook:https://www.facebook.com/kurashilamp/
![](https://assets.st-note.com/img/1688957916295-WuO7op0k9d.jpg?width=1200)
■活動内容
「暮らしのほんの少し先を、ほんの少し明るく灯す」
そんなコンセプトの中で、本当に多くのことをされています。
コンセプトがわかりやすく、想いが伝わる、そして素敵なイラストもある。
とてもおススメなサイトなので、活動内容はぜひWebサイトをご覧ください。
そして、生活の中での大切な視点も書かれています。
「暮らしの少し先が明るいとホッとする」
この言葉はサイト上にあります。
本当に、少し先に希望があるってとても大事だなと日々思っています。
Webサイトから、暮らしランプの目的を、引用させていただきます。
私たち暮らしランプは、障がいのあるなしを問わず
スタッフのみんなが自分たちが暮らす町の中に
ほんの少し明るい、ほっとする出来事を
ひとつひとつていねいに生み出し、重ねていくことを
目的として設立された団体です
![](https://assets.st-note.com/img/1688958043879-PlOwQhIkh5.jpg?width=1200)
【活動まとめ】
いつもはここで、各活動についての詳細を紹介しているのですが、
簡単な紹介と、一部の画像を抜粋してご紹介しますね。
と、いうのも、
暮らしランプのWebサイトは、それぞれの活動のつながりがわかる、言葉がつまっているので、
書き出すと、すべてを載せないとならなくなると感じて、断念しました。
暮らしランプの活動は、生活の中で必要なことがつまっています。
食べる事、仕事をすること、地域で暮らすこと、ホッとする時間。
それらが循環しているのが、暮らしランプのWebサイトに表現されています。
【少しだけ見せるよWebサイト】
![](https://assets.st-note.com/img/1689914595205-ZTVMmCc5vv.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1689914593825-91GYjx6IoG.png?width=1200)
【活動のまとめ】
factory knot:就労継続支援B型事業(こきゅう)、放課後デイサービス(あくあ)、生活介護事業所(アトリエウー)があります。
障害の有無に限らず、芸術活動を支援しています。
様々なアーティストとの交流があり、世界を広げていけます。なかの邸:国登録有形文化財の中野家住宅で、地域の人の「家」のような存在です。
地域に開かれた、就労継続支援B型事業として運営しています。colle:地域に暮らしの場を創出していくことを目的に、協働生活援助事業が始まり、グループホーム(リライト、suion)、サテライトホーム(リベルテ、ミュゲ、suion2nd、suion3nd)があります。
地域と緩やかにつながって行く場を育てています。
このnoteでは、障碍者雇用の取り組みの紹介をしているので、そのあたりを中心にご紹介しながら、すべての取り組みが、暮らしにかかわっていることを感じていただけたらなと思います。
■暮らしランプのステキなところ
暮らしランプさんに、訪問・見学をし、代表の森口さんやスタッフのみなさまに、
いろいろとお話を聴き、
特徴的でステキだなと思うことがたくさんあったので、ご紹介します!
【100人100通り】
生活介護事業所~atelier uuu (アトリエウー)~にお邪魔した時、
利用者さんが笑顔でお出迎えしてくれました。
「彼は、ご家庭の事情で、みんなよりも1時間早く来ているので、
タオルを畳んだり、準備のお手伝いもしてくれています。」
暮らしランプは、その人、個人と向き合っていて、
1時間早く来る調整をして、受け入れています。
こんな、100人100通りのお話がたくさんありました。
次回またお話しますね!
![](https://assets.st-note.com/img/1688958079055-hMWHNSRWKp.jpg?width=1200)
【子どもの放課後はたのしく】
放課後等デイサービスでは、アートを中心に療育をしています。
「アート活動というものは、素晴らしい作品を生み出すためにもなるけれど、大事なことは、人生を送っていく中で趣味があるということ。
趣味があることで、友達ができる可能性がとても高くなる。アートを身につけられることで、 友達ができる可能性があると思い、活動しています。」
と、教えてもらいました。そして、続けて、
楽しくないっていうのは絶対ダメだと思ってます
子どもの放課後に関わるのに、嫌な大人が待ってることは、とても最悪。
行きたくない場所で遊んでと言われても、苦痛な時間になるだけ。
とお話くださいました。
【余白は大事】
スタッフの方は、1人が3人くらい見てる感じで、そういう意味では負担が少ないと感じるといいます。
まだ余白がある状態です。
余白って大事ですよね。暮らしランプが余白を大事にしているのは、
何かを改善していくとき、余白がないとできない。
改善するのもめちゃめちゃ力が要るし、 余白がないとどうしてもやらない。
となってしまう。
なので、余白をつくり、改善や考えることができる状態にしている。
ずっと改善を続けるところに、福祉の本質がある。
とお話くださいました
![](https://assets.st-note.com/img/1688958095190-bZKLn23Jpq.jpg?width=1200)
【効率よりも本質的】
ある時、暮らしランプのカフェに、エスプレッソマシーンが導入されることになりました。
ボタン1つで、マシーンがやってくれるようなものもある中、
暮らしランプが選んだのは、本格的なもの!
最初は焙煎して、焦げるところからのスタートとなります。
そこから焙煎を覚えると、焙煎にやりがいを感じ、
「焙煎士」を名乗りだす人が出て来てきたといいます。
いろんな焙煎ができるようになり、思った通りに焼けるようになると、
「これが自分の仕事です」と伝えるようになる。
そして、「焙煎で独立」の道もでてきます。
※実際に独立した利用者の方もいます!
そういう風に、就労の訓練をするなかで、
新たな興味の範囲を広げる、やりたい、を自然と見つけていけるように、
新たな機会を創出していることを感じました。
【地域で一緒によくなっていきたい】
地域に開かれた福祉を意識して、活動している、暮らしランプ。
地域に喜びや、癒しを感じてもらえる活動ができたら、
それはお金にはならないかもしれないけれど、他の人にはできない活動だと思う。と森口さんはいいます。
そして、
社会性があるということは、健康と繋がります。
機能訓練よりも、社会参加が多い人たちのほうが、身体機能が減退する可能性が低い
といわれています。
そのため、地域の人に受け入れてもらうための説明は、時間をかけてやっています。
地域説明会をやると、最初の回では罵られることもあります。
それでも、時間をかけ、ゆっくり理解をしてもらう。
そして、地域の人と挨拶したり、ゴミ出しなど、社会生活をおくる。
そういう関係性を、地域につくっていて、地域の一部になっています。
地域にアプローチし、地域に土台をつくり、
その上で、地域の人に、アートや、食事、コーヒーを提供。
地域の人にも、健康と、癒しを感じてもらう活動で、それらが循環していることを感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1688958154814-ecf0YZy2Cb.jpg?width=1200)
【行くと楽しくいられる場所】
福祉施設って、明日行くの嫌だなって思うことも多いかと思います。
でも、
行ってみたら、おもろいことが多い、話す人がいる、気にかけてくれる人がいる。
だから楽しい時間が過ごせる。
福祉施設って本当はそういうもので、是正したりジャッジや判断するものじゃなく、
彼らが進みたいと言っていることを、支えるところ。
だからこそ、明日も行きますよ っていうのが、就労支援事務所の役割だと思っている。
この言葉通り、みなさん本当に楽しそうだなーと実感しました。
楽しそうに接してくれると、こちらも嬉しい気分になりますよね。
地域の方がコーヒーを飲みに来た時、食事に来た時にも、
利用者さんのこうした接客や、ホスピタリティが、地域の人の癒しになることを実感しました。
■最後に
最後までありがとうございました。
暮らしランプのみなさんとお話していて、あ、これってサイボウズと一緒だ。
と感じることが、本当にとっても多かったです。
⑤はおまけ編として、サイボウズとの共通点をまとめてみました。
次回は、就労を継続するためにしていること、100人100通りってどんなことをしているのかなど、詳しくお伝えします。
次回も見てもらえると嬉しいです😊