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【地域を支える居場所①】誰もが安心して過ごせる食堂「ごはん処おかえり」~活動内容と原点~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
今回のインクルーシブな居場所は、大阪の豊中にある
ごはん処「おかえり」さんです。
お惣菜がどれも100円という地域の食堂。
さらに、20歳未満は無料で食べることができます!
全6回のシリーズです☺️
〜ごはん処おかえり〜
Webサイト:https://okaerishonai.sakura.ne.jp/
![](https://assets.st-note.com/img/1732083588-g9SFNMzdVE6XeuRQZIo8a5t0.jpg)
■活動内容と原点
〇誰もが安心して過ごせる場所「ごはん処おかえり」
「ごはん処おかえり」は、大阪府豊中市庄内にある地域食堂です。
子どもや生活に困窮している人々を支援していて、
20歳以下の子どもたちがいつでも無料で食事を取れる場所となっています。
また、大人でもお金がなくて困っている場合には、
無料で食事を提供する仕組み(お福分け)があります。
通常でも、お惣菜が1つ100円で購入できるのが魅力です。
さまざまな活動を経て、今の形になった「ごはん処おかえり」は、
地域の課題を解決し、支援が必要な人々に手を差し伸べています。
「ごはん処おかえり」は、多世代が集まる地域食堂として、
誰もが受け入れられる場所となっておりまる。
「ごはん処おかえり」は、地域の人々が支え合い、
共に生きていくための大切な場所となっています。
困っている人々に手を差し伸べ、
誰もが安心して過ごせる場所を提供することで、
地域全体が支え合い、より良い社会を築くことを目指しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1732083608-z1jtyTH90ZNl8OKfvBLPcFia.jpg)
○お福分け券という助け合いの形
お福分け券を、「おかえり」でも取り入れています。
よく言われているのが、寄付をしたいけれど、
寄付したお金はどんな使われ方をしているのかわからなくて躊躇する。
そんな声も届いていたので始めました。
助け合う形なので、支援をしたい人が、
お福分け券を1枚300円で買ってもらって、
300円だと、お惣菜を3つ利用者さんが持って帰れる
そういう説明をすると、結構納得してくれる人がいます。
助成金や補助金を入れないで運営していることもあり、
みなさんからの寄付や物品の支援に支えられています。
![](https://assets.st-note.com/img/1732083681-gIsEQRTlYUXuF5ervn2OwKNH.jpg?width=1200)
■おかえりの原点
○ホームレスの方への炊き出しから
おかえりをはじめるきっかけを、上野さんにお聞きしました。
おかえりをはじめたきっかけはね、
もともと、ホームレスの人への炊き出しの支援からスタートしているんです。
炊き出しのきっかけは、
テレビで代々木公園の炊き出しグループの風景を見たことがきっかけでした。
ドキュメンタリーだったのですが、たまたま見ていて、
若い女性が、おっちゃんたちと和気あいあいと、
楽しそうにやっていて、あれやりたいってなりました。
そこからは、1人でホームセンターへ行って、
小さいキャリーとプラスチックのケースを買ってきて、
配っていたものが、パンとおにぎりとコーヒーだったなと思って、
そのあたり詰めて、炊き出しに行くっていうのをやりはじめたんです。
やりたいと思ったらすぐに動いているので。
当時は、スーツを着て、ヒールを履いて、
そういった格好でまわっていました。
そうすると、誰1人受け取ってくれませんでした。
1週目、2週目、3週目までその格好だったのですが、
4週目に、とても暑い日で、化粧も取れて、
Tシャツとジーンズ、首にはタオルをかけていったんです。
そうしたら、やっと受け取ってくれました。
その時に、言われたのが、「姉ちゃん、どこの店の子だ。」
っていうのが、第一声で、水商売の人と間違えられていたと言われました。
そこから始まっていきます。
支援していたある年、時代背景がちょうどネットカフェ難民の人達が、
梅田やミナミにあふれた時があって、
その人達が、ビッグイシューの「路上脱出ガイド」っていう当事者さんに配る、炊き出し一覧表とかが掲載している、
冊子を持っていて、そこに当時の炊き出しグループの名前が載ったことで、若年のホームレスの人達が殺到するようになりました。
1回の炊き出しで100人以上集まるというとんでもない数になってきたんです。
大変やな。どうしようか。って言っていた時に
誰かが缶コーヒーを持ってきて、円陣組ながら話していたんです。
そうしたら、今でいう、
「大人の発達障害」の当事者さんがかなりいました。
とはいえ、様々で、
発達障害で自認してる人もいれば、手帳がある人ない人、
逆に全く認めない人もいて、その話を聞いていたのですが、
その当時小学校2年生ぐらいになった、
息子がちょうど広汎性発達障害からADHDに診断が切り替わったところでした。
そんな話を聴いているうちに、ここで炊き出しやっている場合ではない!
と思い、他のメンバーに炊き出しを押し付けて、
私は豊中に帰ってきました。
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■最後に
最後までありがとうございました!
「おかえり」の惣菜はかなりボリュームがあって、全て100円という地域の人たちにとってもありがたい存在なのです。
その上、20歳未満は無料なうえに、お福分け券というものがあるので、大人であっても困っている時は無料になるというものでした。
地域の人々が支え合いが生まれる場を作っているんだなと思いました。
次回は上野さんがおかえりをはじめるまでのお話しです!
次回も見てもらえると嬉しいです😊