かぁちゃんはサイコパス
私の母はまだ70代前半で、私の同級生のお母さま達の中でも1番若いです。
おしゃれな人で流行りのカーリーヘアにリングのピアス。華やかなワンピースを来て赤ちゃんの弟を抱っこして、参観日にやってくる。
転校生だった私に、学校の事を色々教えてくれた3人の男の子たちがいた。
「あれ、お前の姉ちゃん?綺麗やのぉ。」
「違うよ、お母さん。」
「百恵ちゃんみたいやのぉ。」
おかぁに速攻おしえたら、
「まぁ!本当に!?この学校は良い子しかおらんね!」と、にっこにこ。3人に名前を聞き、お菓子を配り頭をなでて手懐ける。
誤解のないように言っておきますが、母は大仁田厚にそっくりです。当時は20代で若く、カッコが美人風に見えただけ笑!
母に恋した3人組は、参観日の度に
「今日お母さんくる?」と聞いてくる。
弟の事も可愛がってくれ、のちに大人になった弟が入社した会社の上司になる。
子供の頃はそんな母が自慢で、参観日がいつも楽しみで待ち遠しかった。
「このシミ見て。ここに4つ、蛇のウロコみたいに見えん?」
「えー、分からん。どこ?」
片方の頬全体に大きなウロコ状のシミができたという母。
「昨日まではなかったんよ。今日蛇ころしたからやろか。」
「何でころしたん!?」
「ん?カマで。」
そうじゃなくて!何で命あるものを殺生するの?生き物を擬人化して考えてしまう私には、耐えられない話なのだ。
「裏の草刈りしてたら、大きな青大将がおったから、カマでぶった切ってやったわ。」
「何でそんな事するん?」
「子供が小さいのに、噛み付いたら危ないやろうもん。それよりこのシミ消えるやろか。」
殺生した蛇の事よりもシミを気にする母。そこの感覚が私とは180°違い、私は理解に苦しむようになる。
殺生せずに遠くへ逃す私。見た瞬間このやろ!とぶった切る母。
サイコパスな母に付き合うのはストレスでしかないのです( ;∀;)かぁちゃんめんご
母も悪い人ではないんですけどね
価値観が私とはまるで合わないわ!
私の心をがんじがらめに束縛し、自分の価値観を押し付ける母の呪縛からはもう解放されたいのです。